亀裂 (角川ホラー文庫)

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レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041576137

感想・レビュー・書評

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  • '98.3読了。
    山崎洋子の「備えあれば憂いなし」が地味に気に入って迷ったが、結局手放した。

  • 知らないクラスメート (阿刀田高 | イラスト 山本ゆりこ) / 初出 野生時代 1993年5月号
    大好きな姉 (高橋克彦 | イラスト 峰岸達) / 初出 野性時代 1993年5月号
    シム・フースイ (荒俣宏 | イラスト 門坂流) / 初出 野生時代 1993年5月号
    ミッドナイト・ラン (景山民夫 | イラスト 坂井晴近) / 初出 野生時代 1993年5月号
    浮遊する水 (鈴木光司 | イラスト 宇野亜喜良) / 初出 野生時代 1993年5月号
    再生 (綾辻行人 | イラスト 菅野研一) / 初出 野生時代 1993年5月号
    備えあれば憂いなし (山崎洋子 | イラスト 若尾真一郎) / 初出 野生時代 1993年5月号

    装幀 田島照久
    印刷 大日本印刷
    製本 コオトブックライン

  • 亀裂 レビュー

    知らないクラスメート/阿刀田高
    うむ、スタンダードな不気味さ。
    やはり阿刀田さんは安心して読める。

    大好きな姉/高橋克彦
    インパクト凄くて脳裏に焼き付く。
    トイレのくだりとか。
    でも、結末がちょっとぶっ飛び過ぎ。
    謎めいた雰囲気にしたかったんだろうけど、微妙。

    シム・フースイ/荒俣宏
    非常にスピリチュアルな作品ですね。
    読者を選ぶような偏りのあるジャンルの話。
    荒俣先生、風水ブームだったんだね。

    ミッドナイト・ラン/景山民夫
    設定はベタだし、先も読めるがさくさく読めて面白かった。

    浮遊する水/鈴木光司
    仄暗い水の底から の元になったお話。
    直接的な表現は出てこないが、映画のあのシーンが思い出されて終始ぞっとしながら読んだ。水道水は飲めません。

    再生/綾辻行人
    面白い、とても気に入った。
    簡潔にまとまったスタンダードなホラー。

    備えあれば憂いなし/山崎洋子
    若いお肌を貯蓄(定期)して、満期になったら引き出して若返ることが出来る、スキンバンク。
    それに振り回されるOLのお話。
    設定が面白い。20〜30代の女性向け。
    若さを失い、衰える事への畏れ。
    財産家の彼との結婚への焦り。
    一度踏み外してからの転がり落ちようが凄まじかった。
    世にも〜で使えるな。

  • 2013.12.24処分

    阿刀田高・高橋克彦・荒俣宏・景山民夫・鈴木光司・綾辻行人・山崎洋子の7作家による短編ホラーアンソロジー。
    久しぶりにホラーを読んだけれど、個人的には物足りなかった。

  • 執筆者は 阿刀田高 高橋克彦 荒俣宏 景山民夫 鈴木光司 綾辻行人 山崎洋子。全編、異なった面白さがありました。途中まで読んでその存在を忘れていた本。目の前から消えてたんです。模様替えしたら思わぬ所から現われました。正に日常の……

  • ホラーアンソロジー。うーむ。高橋克彦さんの「大好きな姉」は主人公の感情の変化が唐突過ぎて不可解でした。なんだ、こいつ?って感じ。サキ姉より主人公の変化の方が怖い。山崎洋子の「備えあれば憂いなし」はオチが読めるけど、資産家の息子との結婚に必死な主人公の気持ちはまあ、解ります(笑)焦るなよ〜。そしてあまりにも怪しい話に簡単に引っかかるなよ〜。全体的に割とオチが読める話が多めでした。鈴木光司さんの「浮遊する水」は映画原作なんですね。「仄暗い水の底から」の。幽霊より主人公の潔癖な性格の方が怖い。要は生きてる人間の方が怖いってことですかね。

  • それぞれ面白かったけれど、一番最後のが好き。思わず途中で、美容クリームを手にとるくらいに。

  •  短編7編収録。『ミッドナイト・ラン』景山民夫著が好きだ。

  • 阿刀田高・高橋克彦・荒俣 宏・景山民夫・鈴木光司・綾辻行人・山崎洋子。日常生活の裂け目に潜む極限の恐怖! 現代ホラー小説の一つの到達点を示す七人の作家による七つの物語。

  • 阿刀田高さんの『知らないクラスメート』は、なんとなく展開は読めてしまうのにそれでもゾッとする怖さがありました。
    綾辻行人さんの『再生』は視覚に来る文章だと思いました。想像を膨らませながら読むと鳥肌です…!

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著者プロフィール

阿刀田 高(あとうだ たかし)
1935年東京生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科に入学し、結核を病む。大学卒業後は国立国会図書館に司書として勤務。『ころし文句』を長崎寛と著し、これがデビュー作となる。兼業しながら著作を刊行していたが、『ブラックユーモア入門』がベストセラーとなり、作家一本に。
1978年『冷蔵庫より愛をこめて』が直木賞候補。1979年『来訪者』で第32回日本推理作家協会賞、1979年『ナポレオン狂』で第81回直木賞、1995年『新トロイア物語』で第29回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。2003年紫綬褒章を受章。
古典に親しんでいたことから『ギリシア神話を知っていますか』などのエッセイも著名。
2007年から日本ペンクラブ会長。直木賞、新田次郎文学賞、小説すばる新人賞選考委員、講談社『小説現代』のショートショート・コンテスト選考をそれぞれ務める。

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