ルンルンを買っておうちに帰ろう (角川文庫 (6272))

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
3.22
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本棚登録 : 704
レビュー : 83
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041579046

作品紹介・あらすじ

モテたいやせたい結婚したい。いつの時代にも変わらない女の欲、そしてヒガミ、ネタミ、ソネミ。口には出せない女の本音を代弁し、読み始めたら止まらないと大絶賛を浴びた、抱腹絶倒のデビューエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • ◆28歳で、この文章力、この物言い。
    ズバズバと容赦なく切り込む。ルンルンと人生を闊歩する。その姿に脱帽です。

    同じ物書き、同じコピーライターとして、こんなに悔しいことはない。

  • 鮮烈なデビュー作。この鮮やかさは稀代のものだとつくづくと味わう。このひとは、ペンで女子を自由にした。女子の内に潜むものをこれでもかとあけっぴろげに、鮮やかに、示してみせた。しかしそれは今現在よくある「女子って実はこうで、こんな風に思ってて、ねえ、そんな私を理解して!認めて!ついでに愛して!」みたいな押しつけがましいものではなく、ささやかだけれどインパクトがあって、本当にチャーミングだ。息がつまるような女子のあり方を大胆不敵に転換してみせた、これは時代が求めたものであるかもしれないのだけれど。圧倒的でめまいがする。林真理子というひとは、昔も今も正直に、ほんとうに正直に書いている。その正直さはどの年代においても胸を打つものがある。

  • 定期的に読むけど、41ページからの「ブスはやはり差別されても仕方ない」がすごい。面白過ぎる。

  • 1982年当時の女性観、男性観。
    女性は女性らしくを、男性だけではなく、女性も強く意識していた。
    それが「女性らしさ」だと思われていた女性らしく。
    今も変わらない事多いのかもしれないけれど。
    性の話題も豊富…というかずっとそんな話ばかり。
    でもそれは、自分をそのままになんて感じではなくて、色んなコンプレックスや、しがらみに支配された世界。
    男と女のイメージを強固にしていく。
    生きづらい。
    その生きづらさは今も変わらない気がするけどね。
    周りの性的な話題に対して、自分はその対象外であると認識して絶望的な気持ちになる、違う世界の話のように感じるのも、変わらないように思う。

  • かくも男を許し女を憎む女性のエッセイはいい 気分が悪くなるほど共感できる 韜晦具合に才能を感じる

  •  
    ── 林 真理子《ルンルンを買っておうちに帰ろう 19851031 角川文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/404157904X
     
    …… 異口同音にほめそやすんだけど、私それを聞くとすごく嫌な気分
    になるの。── 林 真理子《ルンルンを買っておうちに帰ろう 1982》
    http://yourei.jp/%E7%95%B0%E5%8F%A3%E5%90%8C%E9%9F%B3
     
    …… いく‐どうおん【異口同音】〘名〙多くの人がみな、口をそろえ
    て同じことをいうこと。多くの人の意見が一致すること。いこうどうおん。
    ※本朝文粋(1060頃)一三・為仁康上人修五時講願文〈大江 匡衡〉
    「異口同音。讚二嘆如来之相好一」〔宋書‐庾炳之伝〕
    ── 精選版《日本国語大辞典》
     
     異句同口;同じ人が、異なったことを言う。
     同工異曲;同じ事を、異なったように語る。
     同口同音(No.9=No.10)同じ内容を繰返す。
    http://q.hatena.ne.jp/1543507878#a1269657(No.2 20181130 05:19:44)
     異口同音≠同工異曲
     
    ♀Hayashi, Mariko 作家 19540401 山梨 /1990 結婚 199902‥(44)長女出産
    ── 《最終便に間に合えば/京都まで》1986 直木賞
    …… 江原 啓之《対談 an・an 1994》絶賛(Wikipedia)
    http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/search?idst=87518&key=%CE%D3+%BF%BF%CD%FD%BB%D2
     
    ── 林 真理子《マイストーリー 私の物語 20180706 朝日文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4022648902
     
    (20181202)(20200312)
     

  • 女版ホリエモンという言葉がまさにぴったりなエッセイ。 笑ってしまう所もあり、ちょっとひねくれすぎじゃと思うところもあり、意外と繊細なところもあるんだな、とはっとさせられるところもあった。

    かなり言葉がとがっているけど、この野心の部分を前面に出して書くと、もっと面白いのかも。

  • こんな若い頃から既に今の林真理子毒舌で書いていたとは。そして本当にコンプレックスの塊。よくここまで成り上がれたなと…。

  • 友達が『あんな本を書く林真理子大っ嫌い』と言っていた本を数十年経って読んでみた。そこにはバブル絶頂期の景気のいい話がつらつらと書かれていた。また、田中康夫の悪口やら小沢真理子の悪口やらいろいろな方、当時の若い子の悪口、林真理子が尊敬している方々の名前が。
    確かにこの本を一番最初に読んだら私も『何勘違いしてるんだ?』と思ったに違いない。でも、私が一番最初に読んだのは『テネシー・ワルツ』そんなに悪くはなかったんだけど。
    でもやっぱり、カタカナ自由業、コピーライターは華やかな仕事だと思うし、収入を聞いたら憧れだったりもするし、普段の行きつけのスーパー紀伊国屋へタクシーで乗り付けると聞くと嫉妬したりもする。
    反面、身持ちの堅さ=自分のだらしのなさ、という話や、こぎれいなデザイナーズマンションに住んでいても誰も入れられないという話を聞くと、華やかな仕事でもやっぱり性格に寄るんだろうな~…。
    と、思う。
    本人はあとがきの中で、『とにかく今までの女の人が絶対に書かなかったような本を書いてください』と担当さんに頼まれ書いたのだが、自分でもえげつなさに我ながら悲しくなってしまったことが何度かあると書いているから、そういう自覚はあるんだろう。
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    なにをこわがっているんだろう。なにをおそれているんだろう。若い女がもっているものなんてタカがしれてるじゃないか。ヒガミ、ネタミ、ソネミ。この三つがそんなにカッコ悪い?おちこむのもおごるのも極端。ころげ落ちたりはいずりあがったりしながら、目指すものは大きくなり、それを手に入れるようになった著者。「エネルギーの原則」、その原点。「いままで女の人が絶対に書かなかったような本」として、絶賛を浴びた、初期の名エッセイ集!

  • 2018年NHK大河ドラマ『西郷どん』の原作者の
    デビュー作が気になり、本書を読んだ。

    感想は『軽いエッセイ』だ~である。
    むかし、む~かしのバブル世代がよく知っている頃の話題。
    この感覚で有名になってしまったんですねえ。

    大河の原作が楽しみになってきた。
    ルンルンして読もうっと。

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著者プロフィール

林 真理子(はやし まりこ)
1954年、山梨県山梨市生まれ。山梨県立日川高等学校を経て、日本大学藝術学部文芸学科を卒業。コピーライターとして活動後、1982年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が、デビュー作ながら話題になる。1986年『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞を受賞。現在、直木賞、講談社エッセイ賞、吉川英治文学賞、中央公論文芸賞、毎日出版文化賞の選考委員を務めている。2019年4月1日の新元号の決定・公表に先立ち、原案への意見を聴く有識者懇談会のメンバーにも選ばれた。またマーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、主人公のスカーレット・オハラの一人称で描くという大胆に超訳!現在も文芸誌「きらら」にて連載中(小学館文庫より2019年10月より順次刊行の予定)。

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