RURIKO (角川文庫)

著者 : 林真理子
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年5月25日発売)
3.50
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  • 本棚登録 :187
  • レビュー :25
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041579435

RURIKO (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 実在の人物をモデルにしたフィクションとのこと。とはいえ、文中で繰り広げられる,虚飾と現実が入り混じるきらびやかな銀幕の世界とその裏側の世界に好奇心をかきたてられる。「日本映画の華々しい時代」なんて軽々しい言葉では収まりきらない、壮大なものだったのね・・・・。この本を読んでしまうと、今の芸能界がとても陳腐なものに感じてしまうのでした・・・・。

  • 林真理子 著「RURIKO」、2011.5発行(文庫)です。女優浅丘ルリ子さんの生きざまを林真理子さんが麗しき筆使いで描きました。浅丘ルリ子を描くことは、石原裕次郎、北原三枝、小林旭、美空ひばり、石坂浩二を描くことにほかならないんですね。そして、それはとりもなおさず日本映画全盛時代を思い起こす事、戦後の右肩上がりの昭和を振り返ることなんですね。それにしても、国民的スター、石原裕次郎と美空ひばり、早逝でした(共に、享年52)。この種作品を読むにつけ、いつも高倉健さんの人柄と教養と魅力に感動を覚えます!

  • 読みやすい小説ではあったが、後半の失速具合が残念だ。Amazonのレビューにもあったが、なまじまだ生きている女優を取り扱ったがために、後半はおべっかを使いすぎてやや不自然である。
    中盤までは楽しく読めた。戦後の人々の映画への熱狂がはっきりと伝わってきた。

  • (欲しい!)/文庫

  • 昭和のスターのスケールの大きさは素晴らしい。裕次郎もカッコいいけど借金をヒット曲で返済してします小林旭は素晴らしい。

  • 芸能界のことなんてほとんど知りませんが、実在する人物達が出てきて興味深く読ませていただきました。

  • 大女優・浅丘ルリ子を題材にとった虚実ないまぜのような小説。
    林真理子って作家としてはあまり評価されていないけど、『ミカドの淑女』、『白蓮れんれん』、『アッコちゃんの時代』など実在の人物に題材をとった作品が書ける器用さはもっと評価されてもいいと思うんだよね。しかも人選がひとひねりしてあって、時代の裏面で注目を集めた女たちという感じの魅力ある人物たち。
    この本にしても、実在の人物なだけあって、「これは小説なのか」「wikipediaに肉付けしたようなもんじゃないの」といった反響もあるだろうけど、やっぱり読んでいて単純に面白い。単純に面白いって、エンタテイメント小説にとって一番大切なことじゃないだろうか。小説って、何か学ばなきゃいけないものだったり、心が洗われたりするものばかりじゃなくていい。後世の評価が低いのだってわかってるだろうに、エンタテインメントに徹している林真理子って、それはそれで立派。
    そして、この本が面白いのは引いた書き方をしていないからだと思う。浅丘ルリ子なんて存命なんだから、虚実ないまぜでストーリーを運ぶのは、関係者に配慮する部分もあるだろうし、大変だと思う。それでいながらかなりの迫力のスペクタクルになってるのはすごいよ。たぶん、浅丘ルリ子にも取材し、こういう作品になるってことは認められているだろうから、それを許した浅丘ルリ子もカッコいい。この本に書かれているような、カラッとした人物ならさもありなんという感じ。

  • 20年位前にあまりにも大衆的に流行っていた林真理子作品には魅力を感じなかったが、久々に読んだら非常に面白かった。林真理子すごいなって思った本。日本の国民的スターだった浅丘ルリ子や、石原裕次郎など、誰もがイメージできる昭和素材を使い、魅力ある鮮やかな銀幕世界が描かれる。読み終わった頃には、これはフィクションなのかノンフィクションなのか、史実を知りたくなるほど、裕ちゃんやルリちゃんのファンにさせられていた。当時の熱量を見事に再現した物語。

  • 女優、浅丘ルリ子さんの半生を描いた本です。
    浅丘ルリ子さんというと子供の頃から知っていますが、よく考えると私自身はテレビであまり見なかったように記憶しています。
    それなのに何故子供ですら知ってたんだろう?
    そう考えた時、多分一度見たら忘れられない-存在感がある、印象的な女優さんだからだろうと思いました。
    この本を読んでいる途中も、表紙の浅丘ルリ子さんの写真を何度もうっとりと眺めてしまいました。
    美しい・・・!
    この美貌はお父さん譲りだそうです。
    そして子供の頃いた満州で、ある人物に「女優にしたらいい」と言われ、その言葉の通り、女優の道を選び登りつめていった信子-浅丘ルリ子さんの本名-。

    ここに書かれている事は、あ~そうだったんだと思う事もあれば、あ~、そうだったな・・・と思う事もありました。
    石坂浩二さんと結婚してたんだっけ・・・。
    だけど、ここに描かれている信子は私が想像していた通りの浅丘ルリ子さんで、それほど意外だと思う事もありませんでした。
    本のモデルとなったご本人がご存命で、現役の女優さんの訳だから創作の部分は少ないのだろうと思います。
    それが却って物足りなく感じ、信子という女性のアウトラインだけをなぞっているような気がしました。
    特別なファンだったら、こういう本は感激だろうし、もっと違う感想をもつのかもしれません。

  • 昭和の時代を生きていない私は、この話の背景がわからない。しかし、この時代のスターについては少しは知れた気がする。
    スターがこんなに大変なのだと知らなかった。女優ってすごいと思った。この時代でスターでい続けるためには、ものすごい信念が必要だと思う。時代という波、あらゆる誘惑にも流されず、一本の道を突き進むことは、本当に難しいだろう。
    それを自分一人で突き進んできたルリ子はやはり尊敬に値する。私もこんな強い女性になれたらと感じた。

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