友よ、また逢おう (角川文庫 む 4-11)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041586105

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭から坂本龍一「BEAUTY」の話をたくさんきけるとは。ただ総じて二人とも気取ってるなあ、気負ってるなあ。通勤にぱらりと読むのにはgoodだった。◆村上龍は映画「トパーズ」から次回作にかけて、坂本龍一は「BEAUTY」「HEARTBEAT」、映画「シェルタリングスカイ」のサントラの時代◆村上龍のキューバ音楽への激烈なのめりこみようと他の音楽への罵倒、自らの撮る映画の切り取る東京とSMと主演女優の存在感はつたわってきた。坂本龍一がこのころから環境問題に深い関心を寄せていたことも。◆意識の中では国籍を離脱し、龍、小説を書けよ。映画は恐ろしいよ、と結び。ケージの1970年の対談をすすめ、「アメリカは自由の国」というナイーブな幻想をいだいていては現実的な集団に勝てないと語り。(坂本) 僕がベートーヴェンから自由になってるかって?まさか!ベートーヴェンが不自由だとしたら、同じくらいポップスやケージも不自由なんだ(坂本)ハウス・ミュージックをやってる若い黒人たちがみんなすごく優しくて、ひたすら気持ちの良いグルーブだけを求めて何時間もヘッドフォーンをしてるのをみると、これは胎内回帰だと思う(坂本)僕が一番嫌いなのは、「日本文化」なんてのが、どこかに独自に存在してるっていう確信のもとに何でもやっちゃう人(略)そんなものないんだ、と気がつくことがすごく気持ちがいいのに(坂本)コッポラから聞いたという「今の映画は中世の教会建築みたいなものだ。そこからタブローが生まれたように、いずれ映画も完全な個人作業となる時代が来るだろう」(村上)は今となっては完全に実現可能に。◆「シェルタリング・スカイ」の砂漠、トゥアレグのキャラバンを優しく包んでいた音楽、きいてみたくなる。

  • 村上龍と坂本龍一との往復書簡体。おもしろい。

  • 坂本龍一と村上龍の往復書簡のような本。

  • 龍、龍一、ツン読。

  • 私もキューバに行ってみたくなった。

  • 龍と龍一。

  • 途中で飽きて、読むのをやめてしまった・・・。

  • 高校の時無謀にもこれで読書感想文書いた気がする。今読んでも面白い。

  • 単行本を所有

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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