後鳥羽伝説殺人事件 (角川文庫 う 1-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 506
感想 : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041607015

作品紹介・あらすじ

一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。彼女がその本を手にした時、後鳥羽伝説の地を舞台にした殺人劇の幕は切って落とされた! 浮かび上がった意外な犯人とは。名探偵・浅見光彦の初登場作!

感想・レビュー・書評

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  • 一人旅の女性が古書店で見つけた一冊の本。彼女がその本を手にした時、“後鳥羽伝説”の地を舞台にした殺人劇の幕は切って落とされた。
    芸備線三次駅で若い女性の絞殺死体が発見された。尾道からまっすぐ東京に帰る予定だった被害者がなぜ三次で殺されていたのか?犯人の動機は?
    事件の鍵を握る人物が次々と殺され、捜査は完全に行き詰まったに見えたが……。
    上司との対立がもとで捜査から外された刑事が秘められた“過去”を掘り出した時、意外な犯人の姿が浮かび上がる。

  • 浅見光彦もの。三次駅の渡線橋の上で女性の扼殺死体が発見される。犯行時刻のあとすぐに三次駅から広島駅に向けた電車が発車しており、初動捜査ミスにより電車の乗客全員を止めることはできなかった。難航を極める三次駅の殺人事件。そのさなか、野上刑事は捜査前線ではなく、「はずれ」の捜査をすることになるが、緑の本から池上という男にたどり着くが……。
     実は初めての内田康夫氏の作品で、なので、浅見光彦シリーズとしても初めて読む作品です。ドラマでは浅見光彦シリーズを時々見てたりしますし、連ドラでやったときは見ていたのですが、これまで手をとったことがなく楽しみにして読みました。
     内容としては、前半は警察小説の様相を呈し、中盤は光彦と野上の捜査を行い、終盤に解決編という流れ。なので、中盤のラストまで犯人が誰かを指摘するのは難しい気がしますし、何よりこの作品はそういう作品ではないようですね。ドラマのように、今回の場合は広島ですが、舞台となる地元が丁寧に描かれる作品です。解説を読むと、信濃のコロンボこと竹村警部ものもそのようなので、旅をした気分になれる物語は小説でも同様みたいです。
     しかしながら、ラストはドラマ版で本作を見たことがあるのですが忘れていたおかげで、驚くことが出来ました。前述の通りだったので、途中で推理を放棄していたのでというのもありますが。でも、この作品を最後に綺麗にまとめた推理ショーはとてもおもしろく、興味深く読むことができ、惹きこまれました。

  •  浅見光彦シリーズ第1作。

     とはいえ今回の主役は野上刑事だと思う。中盤までは彼の地道な捜査により真相に近づいていく。中盤以降、浅見光彦が登場する事で一気に展開が進んで行き、事件を解決へと導くが、しかしそれでも野上刑事が果たした役割は大きい。

     ただそれでも最後には浅見光彦が全てを持っていってしまう。これにより浅見光彦は名探偵として名を馳せる事になり、以後シリーズが続いていく事になる。

  • 浅見光彦シリーズ。
    第一作!
    どういった経緯で、浅見が探偵の真似事をするようになったのかわかるお話し。

  • ついにというかやっとというか、浅見シリーズの最初の小説を読むことが叶った。
    浅見が出てくるのは半分をぐらいか。活躍するのはさらに後半。
    妹さんが殺人にあっていたとか、あまり知らない内容にちょっとびっくり。ここから始まった浅見シリーズとして読んだ、ということでした。
    携帯電話のない昭和の話が逆に新鮮だったりしますね。

  • 浅見光彦第一弾。いくつか、浅見光彦シリーズを見ていただけに、今作は闘志を燃やした若かりし浅見光彦のようだった。
    犯人推測において、もしやもしや?と思わせる展開を決して裏切らない内田康夫の作品は、今作でも同様。
    特に今作は、警察と素人(名探偵ではあるが)ふたりの事件解決への手順や視点の相違をうかがえるのが面白い。

  • あーとうとう手を出してしまった、浅見光彦シリーズ。
    テレビでの方が多く知られているのかな。
    私は見たことないけれど。

    派手さは無いもののいい所で光彦が登場し、何とも読みやすいミステリ。
    犯人は何となくの勘で当ててしまった。
    序盤にこの人ではないか、と思っていた人がピタリ。

  • 浅見光彦シリーズの一作目。
    天河伝説殺人事件で有名になったシリーズだが、本作は浅見光彦が初めて登場する話。
    まあ、面白かったとは思うが、自分的には天河伝説の方が好みだ。後鳥羽上皇のストーリーや、地元の雰囲気などがもう少し描いていてくれたら尚、好きだったかもしれない。
    巻末の浅見光彦シリーズのお勧め一覧はたくさんシリーズがある中で、次を探すのに役に立つのでありがたい。

  • H30.12.16 読了。

    警察物ってあまり今まで読んでいなかったかも。
    結局はミステリー物なんだけども。

    はじめの事件の謎の多さや、それが解明されていく様は楽しんで読めた。
    真犯人は半分くらい読んでいたら完全に分かるような話にはなっているので、ミステリー初心者にも読みやすい作品だと思う。

    分かりやすいストーリーながらも、楽しんで読めた印象なので、それが内田康夫氏の文章の巧さなのかも。

    最後の真犯人が判明するところは、もっと攻めても良いんじゃないの、ってくらいあっさりしていたのは少し物足りないところかも。

    このシリーズ、もう少し読んでいきたいとは思った。

  • ドラマを見てまた読み直しました。何回目なんだろう(笑)先日内田先生が亡くなって、再度光彦シリーズを読み直そうと思い始めたところです。そして、何度読んでもドラマチックで悲しいお話です。ドラマだと犯人が色々語るのですが、原作は祐子さんを亡くした光彦さんの青白い怒りをひしひし感じます。

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著者プロフィール

東京都出身、現在は軽井沢に在住。1980年、『死者の木霊』でデビュー。82年には浅見光彦が初登場する『後鳥羽伝説殺人事件』を上梓。以来、日本人の心の琴線に触れるミステリーを書き続けている。07年、全著作累計が一億冊突破。08年、第11回日本ミステリー文学大賞受賞。

「2022年 『日蓮伝説殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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