鏡の女 (角川文庫)

著者 : 内田康夫

• KADOKAWA (1990年2月2日発売)

作品紹介・あらすじ

めったに贈り物など受けとったことのないルポライター、浅見光彦のところに大きなダンボールの包みが届いた。中味はなんと姫鏡台。差出人は浅見の初恋の女性、夏子だった。なぜ夏子は姫鏡台などを送ってきたのか?淡い初恋の思い出をたぐりよせるように、浅見は夏子の嫁いだ文瀬家の豪邸を訪ねるが…。さまざまな鏡をめぐり、浅見の名推理が冴える傑作短編集。表題作ほか2編を収録。

感想・レビュー・書評

[りゅ〜いちさんの感想 · 2016年3月5日]

めったに贈り物など受け取ったことのないルポライター、浅見光彦のところに大きなダンボール箱に入った包みが届いた。中身はなんと姫鏡台。差出人は浅見の初恋の女性、夏子だった。なぜ夏子は姫鏡台などを送ってきたのか。淡い初恋の思い出をたぐりよせるように、浅見は夏子の嫁いだ文瀬家の豪邸を訪ねるが…。
様々な鏡をめぐる、浅見の名推理が冴える傑作短編集。表題作ほか2編を収録。

[きいたんさんの感想 · 2013年10月21日]

短編集。
本のタイトルとなった「鏡の女」の話がいちばんよかった。

[bklg8011さんの感想 · 2012年12月24日]

浅見光彦の公式第１３、１４事件
公式第１事件の「後鳥羽伝説殺人事件」にレビュー

[asumi1727さんの感想 · 2011年6月28日]

これには鏡が関係した短編小説が三話、入っている。
やっぱり一番印象に残ったのは、タイトルにもなっている「鏡の女」。
読んでいて、「これってオカルトか･･･？」と思わせるよな怖い話である。
最後まで読んで種明かしされても、やっぱりぞっとする。（汗）
二話目の「地下鉄の鏡」も、ちょっと怖い。
この話の中で、札幌の地下鉄の某駅に、自殺を思いとどまらせるために線路の端に鏡を置いてるという話が出てくるのだが･･
夜中、ひとけのない時間帯にその鏡を見たら、何か映っていそうな気がして怖かった(－－;
三話収録されたうち、内田康夫は「二勝一敗」と称しているのだが、果たしてどれが「一敗」だったのか、、それは作者のみぞ知るんだろうな。

[eshima002さんの感想 · 2010年10月11日]

表題の鏡の女がよかったかな。鏡にまつわる短編集。でも、短編は、ものたり無さを感じてしまいました。

[rinさんの感想 · 2010年5月26日]

短篇集で、鏡をテーマにした？みっつのお話が入っています。
どれもせつないまでの展開…

[こおりさんの感想 · 2009年9月5日]

私にとって推理物の入口。

[匡さんの感想 · 2009年3月18日]

☆３．５

[takecさんの感想 · 2006年9月12日]

鏡をテーマにした浅見光彦シリーズの短編集。
雰囲気は長編と同じで読みやすいが，短編は少し物足りない。
個人的には，表題作の「鏡の女」が良かった。

[みやざきさんの感想 · 2004年11月5日]

「鏡」を題材にした短編集

著者プロフィール

１９３４年東京都北区生まれ。１９８０年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、１９８２年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。２０１８年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」