浅見光彦殺人事件 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041607275

作品紹介・あらすじ

詩織の母は「トランプの本」と言い残して病死。父も「トランプの本を見つけた」というダイイング・メッセージを残して非業の死を遂げた。途方にくれた詩織は浅見を頼るが、そこにも死の影が迫り……!

感想・レビュー・書評

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  • BSフジでドラマ見ました。うまく変えてありました。
    小説版は何度か読んだ人しかわからないと思うのでぜひ読んでほしい作品。名作だと思います!

  • これは、浅見光彦シリーズを何冊か読んだ方が、読んだほうがいいと思います。

    そして、感想はかかないほうが良いと思いました。

  • タイトルを見て「いやそれはないでしょ」と思いながら読み進めてました。
    何となく、違和感をおぼえながら読み進めていたので、
    ラストの展開にも納得できる感じがしました。
    関連作品も読んでみたいと思います。

  • 内田康夫というと、歴史と紀行と浅見光彦。ということで、広島で殺された父の死の謎を解明するため、北原白秋の詩集を求めて、福岡は柳川へ。

    作者本人も書いており、タイトルからも分かる通り、浅見光彦シリーズの中でも異質なストーリー展開となっている作品。ネタバレになるので書きませんが。

    ざっくりと書くと、大きなどんでん返しのために、小さな話はちょっと違和感を感じるほどにすんなり進んでいくこと。それがまた、漠然と起こって、最後まで全く糸口が見えないのは、シリーズを読んでいる人には不満なのではないかと思う。

    また、内田康夫の歴史・紀行部分が好きな人にとっても、柳川がちょろっと出てくるくらいで、言うほど風景の描写も少なく、煮え切らない作品になる。

    「ナンタラ伝説殺人事件」的な伝説伝承の由来をガチガチに固めてくる作品のなかで、気軽に読める箸休め的な一本ではある。

  • 詩織の母はいまわの際に「トランプの本」と言い残して病死。そして、詩織の父・大輔も出張先の広島で「トランプの本」を見つけたというダイイング・メッセージを残して非業の死を遂げた。さらに大輔の部下、野木もまた九州・柳川から「面白い物を見つけた」という葉書を詩織あてに書いた直後に失踪。途方にくれる詩織がたよれるものはもはや浅見光彦しかいない。ところが、その浅見にも死の影が…。傑作長編ミステリー。

  • 初の浅見光彦シリーズ。
    表紙裏の作者の言葉に、次の様なお願い事項あり。
    「この本は、浅見光彦シリーズを3冊以上読んでいない人は、買わないでください」

    3冊どころか、初だよ。
    そして、買った本ではなくて、図書館から借りた本だよ。
    作者の内田氏に申し訳ないです。

    メインのトリックは、なんとなく想像できたけど
    ヒロインの目線でストーリーが進んでいくので、彼女の不安や焦りの様子をみて、ハラハラできた。
    犯人もなんだか悲しい人だ。
    悪い人への処遇が曖昧で、少しモヤっとする。
    少し凝った話が好きと言いつつ、勧善懲悪のオーソドックスな構成が、結局好きなのかもしれない。

    (2015.1.27 読了)

  • 購入してから、筆者からの忠告に気づいた。まぁ、テレビシリーズは何度も見ているから大丈夫だろうと読み始めた。浅見登場から何となく気づき、読み進めるごとにそれが確信に変わった。シリーズファンならすぐにわかると思う。サクサク読めた。

  •  これね、最初はなんとも思わなかったんですけど。

     ネタを知ってしまってから読むと、おかしいところがいっぱいあるんだよね……。
     そして、この本が「浅見光彦シリーズ」の最初だとおもしろくない……という。

     何で、これ読んで最初に気がつかなかったのか、今は不思議でならない(苦笑)
     これはこれで、とってもおもしろいかもしれない。

  • 浅見光彦の公式第48事件
    公式第1事件の「後鳥羽伝説殺人事件」にレビュー

  • おばあちゃんちにあった本。意外と面白かった。ただ、浅見光彦シリーズをあまり読んだことがなかったので、このシリーズの他の本を何冊か読んだ後に、これを読んだ方が良かったのかなと思った。。

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著者プロフィール

1934年東京都北区生まれ。1980年に自費出版した『死者の木霊』で衝撃的デビュー。主人公の信濃のコロンボこと竹村警部が活躍する作品に加え、1982年に刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』で初登場した浅見光彦を主人公にしたミステリー作品は大ベストセラーに。映像化作品も多数。2018年逝去。

「2022年 『箸墓幻想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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