鄙の記憶 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041607671

作品紹介・あらすじ

静岡の寸又峡で、TV局の記者久保と、作家を自称する男が相次いで殺された。久保の記者仲間・伴島は、遠く秋田で起きた素封家の死が事件に関係していることを掴む。だが、大曲の「庄屋様」横居家に向かった彼も忽然と姿を消してしまった。久保夫人の依頼で事件に関わった浅見光彦は、伴島の後を追い秋田へ-。横居家の美少女・光葉の謎めいた瞳の奥底に宿るものとは、そして、大曲の花火大会の夜に何があったのか。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かったけど、主人公の浅見光彦の影が薄いです。
    作者の体調不良も影響しているかもしれないけど、
    いつもの浅見光彦のキャラと微妙に違いを感じました。
    行動力があって、犯人と対決すると思うのです。
    この作品で、犯人は自首しますが、
    もやもやとしたものが残りました。
    若い女性も出てきますが、「ヒロイン」はいません。

  • 2月-9。3.5点。

  • 内田さんに嵌ってる人から借りて(押し付けられて・笑)読んでる浅見さんシリーズ。読んでてすごいいろんなことを調べてるし歴史の勉強にもなるんだけど終わり方がちょっとと思う。いくら周りの人を思ってでも真実を明らかにしないのは引っかかる。

  • 浅見光彦ミステリ。

    作品としては面白かったです。

  • 静岡県寸又峡で起きた2件の殺人事件を追う老新聞記者が、事件の謎を追った先の秋田の大曲で殺されてしまう。<BR>
    老新聞記者の活躍が浅見探偵に刺激されたという事情があって、どうあっても犯人を突き止めなくてはならない立場でしたが、つきつめると犯人には悪人というには忍びない事情もあって、犯人探しがうやむやに終わってしまったのは、最近の浅見ものに見られる傾向でしょうかね。
    <BR>
    それにしても、行き当たりばったりというか、浅見探偵がふらっと思いついて立ち寄った先で、重要人物との出会いが生じてしまうという展開が本書でもありましたが、プロットなしで書いているからこうなるんでしょうかね。
    また、本書の中で、豪華客船「飛鳥」での世界一周の旅までちゃっかり予告してるなんざ、小説を書くのが楽しくて仕方ないんじゃないだろうかと思いたくなるほどに、うらやましいですね。毎度の浅見刑事局長の弟さま。。。のくだりもあって、安心して楽しめます。
    <BR>2007/1/31

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著者プロフィール

内田 康夫(うちだ やすお、1934年11月15日 – 2018年3月13日)
東京府東京市滝野川区(現・東京都北区)に生まれる。長野市出身の父の実家が戦災で被害を受けたため、長野市から戸隠山麓の村、秋田県羽後町、雄勝町、埼玉県、静岡県沼津市、秋田県秋の宮などに移り住む。
埼玉県立川越高等学校、東洋大学文学部国文学科中退。コピーライターや広告製作会社の社長を経て、小説を書く。1980年『死者の木霊』、1981年『本因坊殺人事件』を栄光出版社(当時。現在は別の出版社から刊行)から自費出版。3000部刊行の前者『死者の木霊』が朝日新聞書評で紹介されたことを機に、作家デビュー。1982年刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』が商業デビュー作となり、ここで名探偵浅見光彦が誕生。浅見光彦が登場する作品は116事件。累計で約9700万部を発行、映画やドラマ化もされて人気を博した。推理・ミステリー小説だけでなく、随筆やファンタジーなども手がけた。2008年、日本ミステリー大賞を受賞。
2015年7月26日脳梗塞が見つかったために入院し、毎日新聞で連載していた浅見光彦シリーズ「孤道」は2015年8月12日で終了。後遺症の左半身麻痺のため2017年3月に作家活動を休止、『孤道』執筆分がまとめて刊行された。加えて中断された物語の結末を一般公募し、最優秀作を「完結編」として刊行するという、毎日新聞出版、毎日新聞社、講談社、内田康夫財団連名による「内田康夫『孤道』完結プロジェクト」が広く話題となった。募集は2018年4月まで行われた。募集期間中の3月13日、敗血症のため83歳で逝去。
完結プロジェクト最優秀賞は和久井清水さん「孤道 我れ言挙げす」に決定。2019年春に講談社から刊行予定。

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