氷雪の殺人 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041607688

作品紹介・あらすじ

利尻山登山道で男性の凍死体が発見された。被害者は富沢春之。通信機メーカーの技術者だった。警察が自殺として処理しようとする中、浅見光彦は同地出身の北海道沖縄開発庁長官・秋元より、兄・陽一郎を通じて真相究明の依頼を受ける。被害者が遺した「プロメテウスの火矢は氷雪を溶かさない」という言葉と1枚のCD。国防を巡る巨悪に、光彦と陽一郎はどう立ち向かうのか。日本人が喪った「覚悟」を真摯に問う社会派ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 20160605

  • 利尻旅行のお供に持参した。
    作中の店に立ち寄ることまではしなかったが、いろいろと想像が膨らんでよかった。
    利尻に関する記述が多いとも思えないが、利尻旅行のお供には最適だった。

  • 利尻山の登山道で、男性の死体が発見された。被害者はとあるメーカの会社員。彼の死を調査していくうちに、様々な人々の思惑が明らかになってくる。国防と汚職を真っ向から見据えた社会派ミステリー。

    やや長大な印象かなー。登場人物が続々と追加されていくので、整理するのに戸惑った。
    テポドンや汚職話のくだりは、そんなこともあったなあと思い起こしました。が、後で調べてみると、汚職事件が明らかになったのはこの作品が書かれた数年後のこと。
    筆者が予測していたのか、実態を知っていたのかはわかりませんが、国防を考える端緒にはなるんじゃないでしょうか。

  • 利尻島などを舞台とした作品です。

  •  「トラベルミステリーかと思いきや、やっぱり社会派だった」という印象。2003年の作品。浅見光彦シリーズはほぼ10年ぶりに読んだため、最近の作風がどうだかはわからないが、かなり異色なのではないだろうか。後味はあまりよくないが、当時の世相や事件なども反映されている。話のスケールはものすごく大きいのだが、浅見光彦の立場だからこそ、それも可能という意味では、軽いものから重いものまで扱える、かなり万能な主人公だなぁと改めて感じた。重い社会派的内容を、ライトに読ませることができるエンターテインメントという意味でも、今のライトな本が受けている世の中の傾向を考えると、入門変としてもすすめられる作品のような気がする。

     個人的には、母が友人から借りたものを、またがりした作品。もうどのくらい浅見光彦シリーズなんて読んでなかったんだろうと考えると、これが2003年の作品らしいので、少なくとも、10年は手にしていなかったよう。北区出身の私としては学生時代はかなり身近な作品で、よく平塚亭にも足を運んでいたのだが、なぜだか、遠のいていた。改めて読んでみると、当時とはまた別のよさを感じられた。また久々に縁があったら手に取ってみようと思う。

  • 利尻島と国防問題と防衛庁の汚職がテーマ。
    やっぱり社会派。

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