(苦い)思い出に残る1冊。
十年近く前に、“改装版”ではない方の文庫版で読んだ。
●物語は、面白かった。
●内田康夫という作家も、当時は割りと好きな方だった。
●火サス等で放映される、ドラマ浅見光彦シリーズも、たまに観ていた。
(改装版や最近の作品の文庫ではどうなってるか知らないが…)
内田さんって、自分の作品の文庫巻末に自分で解説文書く人なのよね…。
自画自賛というか…自作のここが良くできた、等という自慢話めいた言い回しが少々鼻につくこともあったけれど、作品自体は割りと面白いものも多いので許せていた……。
それまでは!!!!
しかし……
『天河伝説殺人事件・上』で、なんと……
巻末の自己解説文で……
こともあろうに彼は、物語のラストシーンについて語ってしまった!!!
“この締め括り方が気に入っている”と、得意気に!!!!
下巻ならまだギリギリ許せるが、上巻の巻末にソレ書いちゃうの????
まだ下巻を読み初めてもいない段階で、真犯人も、真犯人が選んだ結末も知らされてしまうなんて……(怒)。
以来、内田康夫が大嫌いに!!!
…まあでも、ごくたまに、安売りの中古本は買ってしまうが(笑)。