秋霜 (角川文庫 き 6-9 ブラディ・ドール 4)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 262
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041612095

作品紹介・あらすじ

人生の秋を迎えた画家がめぐり逢った若い女。過去も本名も知らない。何故追われるのかも。だが、男の情熱に女の過去が融けてゆく。”ブラディ・ドール”シリーズ第四弾! 再び熱き闘いの幕が開く。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第四弾。
    崖を登る遠山先生。

  • 一人称は画家•遠山。
    老境に差し掛かった画家であり、暴力沙汰には慣れていない。
    だがやはり男である。意地を通す。
    女に逢う。そのためだけに断崖絶壁と己自身と戦い切り、崖を登り切りってボロボロのヤッケのまま…「私がいる。お前には私がいる」
    なんというオッサンであろうか。格好が良すぎる。
    蒲生の爺さんも登場するが、燻銀のカッコイイジジイがいい味出している。
    男の在り様というのは年齢など関係ない。どう在るかという事か。

  • 年齢なんて関係ない。
    10歳だろうが58歳だろうが、曲げられない何かを心に持った時、行動に移せるかどうか。
    周りがどう言おうが、自分の真ん中にある想いを表せる男になりたい。

  • シリーズの中で過去の話が出てくる話はいくつも読んだことがある。が、しかし。どこか違う。話の中心にいる毎回人物が違うから?違う視点から描かれているから同じ人物なのに受け止め方が微妙に違っていて、そこがなんとも楽しくてしょうがないw

  • ブラディ-ドール 4

  • 面白ければ、筋書きなんてどうでも良い。

  • 台詞はキザだし、展開も強引だとは思いつつも、自分の気持ちを告げるためだけに崖を登る。って気持ち分かるなぁ・・・!ジャンル問わず表現だったら、そこまで突き抜けた感情が見れるとテンション上がるかも!主人公がタフになっていくところも好きだったなー!

  • 『ブラディ・ドール』シリーズ第4作。
    今作の主人公は50代後半の画家。ハードボイルドっぽくない主人公だが、なかなかアグレッシブ。こんなにアグレッシブな主人公だったっけ……と暫く考え込んでしまった。いやまぁ、ハードボイルドの主人公が地味な文系男子じゃ困るんだけどもw
    流石に初読から10年以上経ってると、主人公のキャラクターもあやふやになっているなぁ……。

  • 有名画家と謎の女性、ワインに葉巻  ご存知 ハードボイルド!!

  • 最高

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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