- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041612101
感想・レビュー・書評
-
最高
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブラディ・ドールシリーズ第5弾。おしゃべりな殺し屋・叶登場。シリーズで1、2を争うほど、素敵なキャラクタ。
-
芳醇なジャズの香り――それがこの一冊から漂う雰囲気。
まさにそのもの!! 探偵で殺し屋、おしゃべりな叶竜太郎の登場だ!!
趣味はパズルに金魚に映画にジャズ。まさに惚れない女はいないはず! な男ですから――!!
登場もかっこいい! 好みはジントニック、ソーダとトニックウォーターのハーフアンドハーフで!
「ゴードンだけがジンさ」なんて・・・っ胸を抑えてしまうわー
しかしこの本で一番記憶に残るお酒はソルティ・ドッグ! シェイクして作る坂井がかあっこういい・・・!
仕事でN市に入った叶は獲物を見つけるために情報を集めよう、とブラディ・ドールのドアを開く――
けれどそこであったのは15年前、まだ普通の人生を生きていたどこにでもいる青年だった頃に見たことの
あるピアニスト、沢村明敏。一時は一流だったのに、ジャンキーだった女と一緒に落ちぶれる弱さを持った男だった。
女を引き上げる強さではなく、一緒に落ちる強さを持った沢村に叶の銃口が。
殺し屋って聞くと、どうしても寡黙で面白みのない人間を想像しがち☆ けれどこの人は違うよ!
違いすぎるよ!!
真っ赤なフェラーリ328に乗り、普段は小さなナイフ一つで身を守り、50メートル先のマッチを撃ちぬける腕を持つ、
多趣味でおしゃべりな殺し屋。それが叶竜太郎。
誰もが惹かれてしまう社長や秋山を実は苦手とし、藤木やキドニーなんかの影を好んでしまう自分の暗さを知っている男。
うう、心臓が痛い・・・
「小僧は小僧らしくしてな」
と坂井に言い切れる叶! 坂井に「おかしな人だな」と言われてもあっさりと、
「まっとうで、人並みだよ」
などと返す叶!!
「人生の幕を下ろしてやっている」と言い切る叶。
最後の最後には、殺し屋のくせに人を助けようとしてしかし、生き残ってしまって「失業だ」と感じる。
しかし、死ねなかったのだから、生きるしかない。
叶の幕は誰がいつ引きにくるのか――それはうふふ、また続刊をお楽しみに〜♪ -
「ゴードンだけがジンさ」の殺し屋さん登場。何から何までカッコいい。でも最後はやっぱり髪がチリチリになってるのかしら。
-
『ブラッディドール』シリーズの五巻目。このシリーズ、かっこつけてる様子がそのうち可愛く思えてきます。金魚好きの殺し屋が好きなので、この巻で。
-
【ブラディ・ドール】五作目。
叶・沢村登場。殺し屋さんが不思議キャラ。