黙約 (角川文庫)

  • 角川書店 (1992年3月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041612118

作品紹介・あらすじ

死ぬために生きてきた男。死んでいった友との黙約。女の激しい情熱につき動かされるようにして、外科医もまた闘いの渦に飛び込んでいく……”ブラディ・ドール”シリーズ第六弾。著者インタビュー付き。

みんなの感想まとめ

死生観が深く掘り下げられた物語は、登場人物たちの感情の揺れ動きや切なさを巧みに描写しています。特に、死を背負った男と彼の友との黙約が、物語に重厚感を与えています。小物の使い方、特にZIPPOが象徴的に...

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第六弾。
    医師、桜内。

  • それぞれの死生観が濃密に描かれていて、切ない。
    小物、特にZIPPOが胸を削る。
    でもなぁ、死ににきてて、生きてることに何か感じるなら、最後まで生きてて欲しかった。
    ZIPPOが坂井の手に握られていた時から分かってはいたけれど。
    それでも、なんか、寂しいよ。

  • 読了日 2018/12/14

    ああああああ。この巻が一番つらい。

    外科医桜内はN市に流れてきた。ひとり、またひとりと普通でない患者を手術していく。

    うう。

  • ブラディドールで1番好きな巻。藤木さんが…(泣)死に際までかっこよすぎる。

  • 出版順に読んでないから後の結果が解りつつ今の状態を読む、ってけっこう粋な感じで読んだ部分もあるのだけど、それにもまして衝撃的... いつもは静かな彼らにもこんなに感情が露わになる時があるなんて。

  • 何でだろう、妙にはまります。普通はドクって呼ばないけど。

  • ブラディ-ドール 6

  • 藤木さん死す。なんでだー!と思いながらなかなかカッコいい死に様だった。それにしても今回出てきた新キャラの先生はスゴいね。

  • 毎巻主人公が変わるブラディドールシリーズ。今回の主役は街に流れてきた医師・桜内。
    しかし、裏の主役は川中の友であり陰である藤木でしょう。

    彼の生き様は、坂井に受け継がれ、川中や桜内は藤木という男を忘れない。
    決して語られることのない、男たちの間の“黙約”

  • 『ブラディ・ドール』シリーズ第6作。
    色々と興味深いことが書いてあるが、巻末のインタビューを先に読んではいけないw

  • 最高

  • シリーズ6作目。いま無性に叫びたい。うおおおおおおおおお!

    今作の主役は流しのドクター桜内。何事にも動じない桜内。桜内の愛人になる知子がすげーいい女。

    そして藤木が!藤木がー!作中でキドニーが、川中と藤木と坂井の結びつきは肉体関係のないホモ・セクシャルのようなもんだ、と言うけれど、実際そんな関係が男性同士の間に存在しうるのかなんてことは女の私にはわからないし、勿論小説世界の中だけのことなのかもしれないけど、私はそういう話が読みたくてこういったジャンルを好んで読んでいるのです。死んでも、死なない。死んでも、消えない。そういった形で繋がっていく絆みたいなものが私を惹きつけてやまないのです。

  • ブラディ・ドールシリーズ第6弾。ドク登場。

  • ::桜内さんのお話
    藤木さんの格好よさにブワッ

  • 手に汗握って、涙を流せ。

  • ブラディ・ドール ⑥

  • 号泣。
    しないけど、心が渇くほど、泣いてしまうだろう、この一冊。
    主人公は東京から流れてきた、場末を彷徨う流れの外科医。しかしながら腕は一流で、そうなると周囲が放ってはおけない。
    気付けば抗争に巻き込まれてしまっていた、桜内。通称ドク。
    ある男を治療してしまったために、警察からヤクザから、そして友人のために、と事件を探りに来た
    高村と言う男から付きまとわれてしまう。
    そのせいで、N市に数年前からいるというのにここにきて、大きく抗争に絡むようになってしまった。
    女に対する情欲はまったく抑えず、しかしイロモノというようには見えない。
    なにしろ、自分の足を自分で縫って治療してしまうほどの強さを持つ男、それがドク。
    まず絡んでくるのは前巻で仲良く(笑)なってしまったキドニーと叶。その叶はやはりおしゃべりで皮肉屋らしく、絡む絡む。

    「お喋りだな、キドニーが言った通り」
    「沈黙というやつが、耐えきれん」

    言っちゃった叶の顔に落ちた一瞬の影。クラ・・・ッと酸欠になりそうだ・・・(重病だな)
    さらに腕を切られた坂井。
    看護婦である山根知子を介して、画家の遠山。
    徐々に集まってきたぞ! というとこで真打登場! 藤木だ――!!
    怪我をした高村を連れてきたのだが、この抗争とはまた別に絡むのがこの藤木と高村の過去の事情で。
    組の親を殺し、廻状の出ていた藤木。今までどれだけの鉄砲玉が来ようと全て返り討ちにしてきた藤木。
    それが、この高村だけはそんな簡単な相手ではなく・・・藤木の過去に揺れるのはもちろん社長だ!
    しかしそれを表に見せないのも、また社長で。
    藤木を崇拝する坂井は素直にその感情を見せて、ああ、可愛いぜチクショウと・・・(おっと、違う方向に)
    過去を捨てた藤木の、捨てられない相手だからこそ、藤木は社長から離れ高村に手を貸し――
    さらにとうとう、事件に絡んだキドニーもやるかやられるかの状況において、叶に依頼をしてしまって人生の闇を抱えてしまう。
    さーこっからが注目なんですがね! 事件が終息に向かい始めたラスト。
    なんつーか、そのすべてをここに記したいくらいです。
    全てが終わったように見えて、最後の決着をつけなければならなかったのは今回再会してしまった
    藤木と高村。
    最後のシーンで坂井が泣く。
    社長が「これ以上、友達に死なれたくない」と弱音を漏らす。
    けれど藤木は、もう決めてしまっていて――

    「社長は?」
    「ここにいる。ここにいるぞ、藤木」
    「やっぱり、会いたかったです」
    その笑みに撃ちぬかれる・・・・秋野が死にそう。

    「藤木、で死ねますか?」

    ブラディ・ドールを知る人なら誰もが記憶に残る台詞だと、思う。
    そしてドクの力を出すこともなく、藤木は目を閉じたのだ。

  • N市に流れ着いた医者桜内さん登場。最後の最後で…!もうなんだか胸がいっぱいです。

  • B・Dシリーズ6。「けだものの躰、人間の心」…「やっぱり、会いたかったです」で号泣

  • BDシリーズ第六弾。もう、何というか・・・。
    このシリーズは最後の5ページで度肝を抜かれますが、この巻は本当に涙、涙でした。
    死んでほしくなかったのに・・・(泣)

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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