鳥影 (角川文庫)

  • 角川書店 (1993年1月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041612132

作品紹介・あらすじ

妻の死。息子との再会。男はN市で起きた土地抗争に首を突っ込んでいき喪失してしまったなにかを取り戻そうとする……静寂の底に眠る熱き魂が、再び鬨の声を上げる!”ブラディ・ドール”シリーズ第八弾。

みんなの感想まとめ

父と子の絆を描いた物語でありながら、サスペンスとしての緊張感が漂う作品。主人公は妻の死を乗り越え、息子との再会を果たすが、物語は思わぬ方向へ進展し、息子が命を落とすという衝撃的な展開が待ち受けている。...

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第八弾。
    立野。

  • 主人公は死なないと読み進めたサスペンス。最後の最後で息子がやられるなんて…。後味が悪い。先に命を落とした義父そして無残な殺され方をした母親の思いを叶えてやってほしかった。

  • だから鳥影。ジンとした。なんとも浪漫チックな最後。いつもの人たちの影は薄かったな。これでブラディドールシリーズ読破。

  • 久し振りのシリーズ。スペンサーみたいで良かった。

  • ブラディ-ドール 8

  • 父と子の物語。息子の太一が死ぬシーンは後味が悪いラストだが、この本の巻末に書かれている北方さんと親父さんのエピソードを読んで胸が熱くなる想いがした。

  • ブラディドールシリーズ第8巻。今回の主人公は3年前に別れた妻を救いに街を訪れた立野。

    男が喪失したものを取り戻そうとする話であり、父と子の話でもある。太一は立派な「男」の一人でありました…。

  • 『ブラディ・ドール』シリーズ第8作。
    流石にこのやるせないラストは印象に残っていた。何度読んでもやるせない……。
    巻末の対談も面白かった。

  • いままで読んだなかで、いちばん好きな巻かも知れない。
    立野良明。好きだな、この人。誰でも持っているはずの恥ずべき感情から、目を背け続けてきた人だからかもしれない。
    それにしても、読み終わってみると、この題名、凄く悲しいです。

  • とにかくおもし呂い

  • うわー!義手(白手袋を装着)の下村がかっこいいよおおおおお!

    シリーズ8作目。主役は別れた妻を助けにきた立野さん。もうさ、セリフが切ないのなんのって…!親子ものはやるせないね。

  • ブラディ・ドールシリーズ第8弾。立野親子登場。秋山親子とはまた違った親子の物語が堪能できるが、北方氏の父子は怖いくらい良い。

  • ::立野さんのお話
    なんだかもうなんにも心苦しい

  • ブラディ・ドール ⑧

  • 「こんなものか」

    最初ッから、ラストの台詞です。
    主人公は立野良明。三年前に別れた妻を救うためにN市にやってきた。
    どうすれば助けられるのか、なぜこんなことになったのか。
    全く分からなかった立てのは殴られることから始めた――
    妻の死、中学生になった息子との再会。巻き込まれた抗争から、絡んでくるブラディ・ドールのメンバも手を出さずにはいられない。
    この抗争の鍵が、土地の権利書で。実は、前巻の沖田が守りぬいたのも土地の権利書。
    それを狙うのは、栄え始めたN市で利権と金を稼ごうとした政治家の裏が絡んだ実は一連の事件だったりする。
    立野はあるときから、仕事にも生きることにも情熱を失ってしまった。それを白けた、と感じた妻は別れ、
    残された立野はなんとなくでスーパーを続け言われるままに仕事を広げ、流れに任せた人生を送っていた。
    それを変えようとしたのがなんなのか分からぬまま、N市で過去を振り返り生きる力、男を取り戻す――
    カッコイイパパなんだ。
    そういや、前に秋山を唯一のパパ、て呼んだけど・・・その理由はね。
    この巻のラストで、いくら力を戻そうとも、男になろうとも、大人が顔を揃えようとも、
    呆気ないほど掴んだはずの命を奪われてしまう。
    その奪われる命が、中学生になった息子で。最初に出した立野のぼやきが、それのためで。
    秋野の中を、空洞の中を通るように空気が抜けた。そんな瞬間でした。
    ヤクザに正面から会いに行ってその足で目についた弁護士事務所に入ったらキドニーの事務所で、
    その後でヤクザに捕らわれボコボコにされて、自力で抜け出した。しかし抜け出した先が船の上で、落ちれば海。
    そこを見て助けたのが、坂井。ドクに見てもらって助けられて――そっから立野はもう何を置いても止まらない。
    山に登るのが好きだった立野は、あるときの登山で友人を死なせてしまう。その事件が、立野を人生に
    白けさせる理由なのだけど、N市で妻を助ける、という理由のもとに自分を取り戻していく。
    坂井もさることながら、それには下村も手を貸してくれる。
    下村はそう、前巻のあとでブラディ・ドールのフロアマネージャをしてるのだ! タキシードに義手の左手に白い手袋。
    その義手はその日の気分で木造だったりブロンズだったり。する。
    下村はこの頃から、相手に「本物」かどうかを確かめるようなことをする。もちろん、それもあって立野に力を貸すのだけど。
    土地の権利書をめぐって争いが起こる中、その息子、太一が攫われてしまう。すでにそのとき元妻を亡くしていたので
    必死になって取り戻す。助けられた太一と、どこかよそよそしかった関係を修復するように――

    「飛びたいね、パパ。あの岩礁の鳥みたいに、飛びたいね」
    「パパに、いま翼をあげたいよ」

    傷を負った太一を立野が背負っているシーン。
    助かったはずの、心がほっと息をつくシーン。
    太一が呆気なく命を落としたのは、この後のことだった。

  • B・Dシリーズ8。飛びたいね、パパ。あの岩礁の鳥みたいに、飛びたいね…子供がからむと辛い…

  • ひょっとすると1番好きな話になるかもしんないってくらい。

  • BDシリーズ8

  • 【ブラディ・ドール】八作目。
    立野登場。私はこれを読んで、効果的な拷問のかけ方を知った。今のところ実践したことはない。

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著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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