ただ風が冷たい日 約束の街(7) (角川文庫 き 6-27 約束の街 7)
- 角川書店 (2007年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041612279
作品紹介・あらすじ
高岸という若造がこの街に流れてきた。高岸の標的は弁護士・宇野。どうやら、ホテルの買収を巡るいざこざが発端らしい。だが事件の火種は、『ブラディ・ドール』オーナー川中良一までを巻きこむことに。
感想・レビュー・書評
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「ソルティドックを奢る資格」
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気が付いたら、急展開。終わりに近づいてきた?
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インフルのお供に再読
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うっとり
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約束の街 7/8
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なんだかシリーズがブラッディドールに乗っ取られている。主な面々が皆N市の連中。約束の街のヒーローたちの存在感が相対的に低くなってきていて、川中を中心として話が展開している。私の好きなキャラは最後の土壇場の締めにやっと登場。それまでの川中たちの華々しすぎる活躍で、良いシーんだったのに色があせてしまったような感じがしたのがちょっと残念だ。
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約束の街シリーズ第7弾。もう普通にブラディ・ドールの面々が登場しています。そしてこの重い約束の街シリーズのムードメーカーである、波崎。彼の存在は地味ながら重要なんです。
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購入本
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死してなお藤木
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最も好きな作家である、北方謙三。
とはいえ、歴史小説、時代小説は読んだことがない。もっぱらハードボイルドもの。
本書は、人気の<約束の街>シリーズの第7弾。
ざっくりと言うなら、本書は人には薦められない。ストーリーが粗すぎると思うからだ。登場人物たちの行動が不自然すぎて、ファン以外の読者では戸惑いを覚えてしまうのではないだろうか。
しかし、ファンであれば話は違う。このシリーズは前作で、もうひとつの人気シリーズ<ブラディ・ドール>と交わるからだ。本書でも。
<ブラディ・ドール>シリーズを読み、お気に召した読者には、嬉しい趣向だろう。
筋書きを気にせずに、クルマ、船、酒、葉巻、音楽といった小道具の使い方に注目してみるのも良いかもしれない。大人気ない男のこだわりに、苦笑いを誘われる。