雨晴れて月は朦朧の夜―自選恐怖小説集 (角川ホラー文庫)

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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041626115

感想・レビュー・書評

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  •  陰陽師シリーズ以外の作品を読むのは初めてです。短編なので、さらっと読むことができるかなと思い、読み始めました。
     夢枕獏さんのホラー作品を集めた短編小説です。陰陽師もゾっとする物語が多くあったので、覚悟して挑みました。
     夢枕さんは文章の描写が想像しやすいので、小説で書かれている内容が頭の中に鮮明に浮かんできます。幼いときに放送されていたときの世にも奇妙な物語のようでした。(最近は不思議体験のような話を放送しているように思いますが、昔はベタベタの怪談でした。)
     中でも、「中有洞」の描写が特に怖かったです。あとがきに「知人から聞いた」とあり、実際はもっとシンプルで怖かったとあり、「めちゃめちゃ怖かったのにもっと怖いの!?」と思いました。
     ホラー小説はあまり得意じゃないので、読んだ後はどっと疲れます。

  • 叙情的かつ煽情的なホラー短編集。
    『鳥葬の山』はネパール、ナムチェバザールの雑多な強烈な臭いが紙面から立ち昇ってくる…
    かなり強烈な描写があるので読めない方もいた模様。
    『おしゃぶりの秘密』は かなりエロティック。
    『1/60秒の女』は 読後感の良い話。
    どの短編も大人のホラーといった感じで、星四つ。

  • 夢枕獏1996年に刊行された単行本の文庫版、ホラー短編集。
    蛇淫 骨董屋 鳥葬の山 中有洞 ころぽっくりの鬼 おしゃぶりの秘密 あやかし ふたりの雪 1/60秒の女 暗い優しいあな
    鳥葬の山は後の単行本、呼ぶ山に加筆収録されている。

    映画陰陽師の公開と同時に氏のファンになり、手に取った本だからもう11年前になるか。
    当時は今ほどホラーに慣れてはおらず、恐怖のあまり読んだのを後悔したものだ。
    今回、図書館で偶然見つけて再読。
    作品のテイストは異なるも、一貫して端正な筆致。
    蛇淫やおしゃぶりの秘密など随分際どい話であるものの、ライトな読み口で上品に纏まっており、読後不快にならないのは良い。
    暗い優しいあな・あやかし・ふたりの雪について、発表当時は意欲作だったのかな?と思った。
    ところで、鳥葬の山にある遺体処理が妙に生々しい。
    ...実際に取材・見学したんだろうか?怖

  • 1/60の女がいいなあって思った。
    思わず「うっ…」ってなっちゃうようなぐろい描写のある作品もあるなかで,この話だけはなんだかほっこりさせられた(*´ω`*)

  • ホラー短編集。

    バスの中でこの本の「鳥葬の山」を読んでいて、
    気分が悪くなったのは忘れられない。
    ・・・それが人と会う約束の前だったりとかね!

    それはおいといて。
    ぞっとしたけれど、「鳥葬の山」は良い。
    「ころぽっくるの鬼」もなかなか。

    全体的に精神的にくる短編集。

  • ホラーなのだけども宗教色が濃いかなという感じ。
    話を通して怖い中にもカタルシスを見い出している気がする。

  • 恐い。単純に恐い、というものではなく精神的にくる。オススメは「ころぽっくりの鬼」

  • 幻想怪奇作家・夢枕獏の原点ともいえる短編を厳選して収録した平成の「雨月物語」。チベットで鳥葬の儀式を見てきた男に降りかかる悪夢を描く『鳥葬の山』、他人には見えない人形を使って殺人を繰り返す少年を描く『ころぽっくりの鬼』など、言葉が紡ぐ恐怖の限界に挑む傑作ホラー作品集。

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