沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一 (角川文庫)

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  • 角川書店 (2011年10月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (504ページ) / ISBN・EAN: 9784041626160

作品紹介・あらすじ

唐の長安に遣唐使としてやってきた若き天才・空海と、盟友・橘逸勢。そこで二人は、役人・劉の屋敷に取り憑いたうえ、徳宗皇帝の死を予言した、妖しい猫の化け物と対峙することに……。

みんなの感想まとめ

若き天才・空海が唐の国で繰り広げる冒険と成長を描いた物語は、彼のユーモラスな性格や独自の宗教観を通じて、読者に新たな視点を提供します。西遊記の三蔵法師とは異なり、空海は密教を学ぶために効率的に知識を吸...

感想・レビュー・書評

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  • 空海って唐に行くんだ!これはホント?
    勝手に西遊記の三蔵法師のイメージで読んでたので空海の頭のキレとユーモラスさに面白すぎ。

  • 2014年は空海が四国霊場を開創して1200年目とされる年。伝説が多く残っている一方、教科書では数行しか掲載されていない空海。四国住まいの者として、少しでも空海のことを知るきっかけになればと思って読み始めました。

    夢枕さんの作品はこれが初めてなのですが、ちょっとぐろい表現もあって、うっ…となりつつ読みました。妖怪が怖すぎる…
    ページ数が多い割に、会話のテンポが良くて読みやすかったです。

    空海の親友、橘逸勢のキャラが愛しかったです…(笑)
    空海の才能、能力に驚き、奇怪な事件にあわあわしている姿が読者視点に近くておもしろい。
    読んでいてはらはらするものの、堂々としていてどんな状況にも動じない空海に安心感を覚えます。
    次巻も楽しみです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「空海にちなんだ展示が催されるようです。」
      そうなんですねぇ、、、
      空海と言えば"書"ですが、最近読んだ「津波と観音」畑中章宏:著(亜紀...
      「空海にちなんだ展示が催されるようです。」
      そうなんですねぇ、、、
      空海と言えば"書"ですが、最近読んだ「津波と観音」畑中章宏:著(亜紀書房)によると、仏像を彫ったりされているようで、ホント超人です。。。
      2014/05/01
    • yamatamiさん
      「津波と観音」、震災や水、神というテーマがとても興味深いです…
      空海は香川の満濃池の改修工事にも携わっていたみたいで、超人にもなんでも屋に...
      「津波と観音」、震災や水、神というテーマがとても興味深いです…
      空海は香川の満濃池の改修工事にも携わっていたみたいで、超人にもなんでも屋にも見えておもしろいです(笑)
      2014/05/02
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「なんでも屋に」
      まぁ土木工事は、会得した最新技術で行われたでしょうから、、、
      「なんでも屋に」
      まぁ土木工事は、会得した最新技術で行われたでしょうから、、、
      2014/05/09
  • 沙門空海唐の国にて密教を学ぶ…を、いかに最短で効率よく…ではなく、最短で全てを得ようとしている。欲張りだったんですね?空海は笑 それをなし得るだけの実力を備えた天才だったんでしょうけど。GOALへ到達するまでのプロセス…進め方については、企業人としても見習いたいところではありますね。そう上手くいくものではないにしてもその姿勢だけでも…進め方については、企業人としても見習いたいところではありますね。そう上手くいくものではないにしてもその姿勢だけでも そしてすごく面白いです

  • もっと堅物のお坊さんを想像していました。妓楼には通うし、他宗教の寺院に出かけたりと空海の宗教観は寺や経典の中だけには止まらないい。かなり好印象です。まだ一ノ巻なのにかなり面白い。

  • 延暦23年(803年)遣唐使として唐に渡った空海は、同じ船で来た橘逸勢と共に長安にたどり着き西明寺に滞在する。旅の途次の飲食店に出た怪異の正体を見破るなど、空海には不思議な法力と魅力があり、逸勢も空海に一目置き信頼するように。空海は、記憶喪失だが梵語のできる天竺生まれの大男・大猴を雇い、密教のすべてを手に入れるためさまざまな画策をするが、とある役人の家で起こった化け猫騒動に関わることになり…。

    チェン・カイコーが監督したトンチキ角川映画『空海―KU-KAI―美しき王妃の謎』(https://booklog.jp/users/yamaitsu/archives/1/B07DHWGWCL)の原作。映画のほうはうっかり見たら大変残念な仕上がりだったのですが、きっと原作は面白いはずと思い読んでみることに。案の定、映画とは全く別物。

    まずもって橘逸勢、映画には全く登場しなかったのに、原作ではなんと空海のバディ役。同じ夢枕獏の陰陽師シリーズで例えるなら、キャラクターは違えど、空海=安倍晴明、橘逸勢=源博雅のポジション。晴明はいつも「呪」の話をしては博雅をややこしい気持ちにさせていたが、空海は「宇宙」の話をしては逸勢を困らせている(笑)

    そんなわけで脳内ビジュアルはもちろん映画のそれではなく、おかざき真理の『阿・吽』バージョンです(笑)

    複数冊の1巻目なのでまだ序盤、映画では空海のバディ役だった白楽天だの、タイトルにもなっていた楊貴妃だのの話はまだ全く出てこず。(白楽天は名前だけちらりと)まだいくつかの事件が起こっているだけで、それがどう結びつき、何が背後にあるのかはこれから、という感じ。

    事件その①綿を育てている男の畑で、二人の男の会話する謎の声がして、その声は、徳宗皇帝の息子・ 李誦の病を予言する。やがて地面から二人の大男が現れて、怪力で役人を何人か殺していずこかへ去っていく。

    事件その②役人・劉の屋敷に人語を話す黒猫が現れ、最初は食べ物を要求、見返りに庭に埋まっていた壺(中にはお金)の場所など教えてくれて劉は羽振りが良くなるが、化け猫の要求はだんだんエスカレート、妻の春琴が猫とまぐわうように。劉はなじみの妓生・麗香に紹介された道士に相談するが、道士はあっけなく化け猫に敗れてしまう。

    さらに猫は劉の死を予言、恐ろしくなった劉は、今度は青龍寺にかけこみ、二人の僧が護摩を焚いて猫を祓い、成功したかと思いきや、しばらくして妻の春琴が急に妖怪のように老いて劉を絞め殺そうとする。劉は発狂し、再び青龍寺から今度は鳳鳴という僧がやってくる。空海たちはこの鳳鳴と協力して、事件の謎を探っていく。

    物語スタート時の唐の皇帝は徳宗、没後、その息子の李誦が順宗皇帝となる。

  • 映画名:「空海 KU-KAI 美しき王妃の謎」
    監督:チェン・カイコー
    主演:染谷 将太、ホアン・シュアン

     盟友橘逸勢らと共に遣唐使として長安に入り、密教の真髄を「盗みにきた」若き僧・空海。長安では、役人・劉の屋敷に猫の化け物が取り憑き、皇帝の死を予言したという奇怪な事件が。噂を聞いた空海と逸勢は、劉家を訪れ妖猫と対峙することになりますが、そこから唐王朝を揺るがす大事件にかかわることに…。
    中国と日本の合同作品ということで、原作小説と映画で細部が異なった作品と なっています。どんな違いあるのか、読んで確かめてみてください。

  • 30代の空海がなかなか魅力的(笑)

  • 登場人物が多くて一覧表や頁を行ったり来たりするかと思えば文体が読みやすかったのでそんな心配は無用だった。
    その代わり長安の市街図を度々捲ってたけれど。
    空海と逸勢の会話がテンポ良くて良かった。
    なんだか「陰陽師」のコンビを思い出す。
    空海は一体何処まで見据えてるんだろう?
    頭の中どうなってるんだろう?って思ってしまった。
    だけど達観してる様でしてない。「賢しいのはいけない」と思う人間臭い所もある。
    まだ猫や綿畑からの声等々謎は解明されないまま。
    さて唐の都・長安で空海は何を見、何を聞き、密を奪って行くんだろう。

  • この巻は風呂敷を広げる回。なにやらおもしろそうな感じではある。

  • 空海かー、良いですね、色々なところでチラッと触れられてるの読む限り中々ファンキーなお人らしいですね。坊さん表現する言葉じゃないけど。
    白居易さん!空海と絡むって面白そう!良いね良いね詩はモチーフにされるかな!
    李白のおっちゃんも!玄宗と楊貴妃も!スター揃いで面白そう。
    え、橘逸勢…聞いたことは…あ、三筆でしたかそうでしたね(印象薄い)

    そんな期待に溢れて読み始め。えーと長靴を履いた猫?って感じで第一巻。
    あとこの登場人物は痴呆か?って思ってしまう瞬間があったり…いやいや仕様なんだよね!

  • やはり夢枕さんの文章には惹き込まれるわ〜。 
    仏教やら唐代の文化やら漢文やら割と苦手分野(苦笑)なのにサクサク読める。

    まぁ、空海先生のキャラはまだ掴みきれてないんだけども...逸勢君のほうが分かりやすいw 
    しかし逸勢君は遣唐使船に乗れるくらいだから相当優秀なはずなのに、若干おバカさんキャラに思えるのは気のせいだろうかwww

  • 陰陽師シリーズ以外では初めて読む夢枕作品
    いやこちらも陰陽師シリーズ同様面白かった
    空海と逸勢のコンビもいいですね
    話に引き込まれてすぐ読めました
    全4巻のうちまだ1巻なので謎は深まる一方です
    今後どう決着が付くのか気になります

  • 面白かったです!

    歴史を素材に使ったミステリー(?)風味のお話です。
    天才・空海の人間臭さや飾らなさ、空海の親友・橘逸勢のかわいらしい(笑)素直さなど、主人公達にまず好感が持てます。
    同じ話(フレーズ)が何度も繰り返され、ちょっと「ん?」と思った部分もありましたが、1つの謎を巡るストーリーに引き込まれました。
    2巻も購入して、じっくり物語を味わおうと思っています^^

  • 空海の万能感が気にならなければ、楽しめるかも
    ミステリーテイストの時代物でした

  • 空海がちょっとなんでもできる様に書かれすぎてない?感はあったけど、2011年くらいの本らしいので、しょうがない気もする。
    大侯が好き。逸勢もいいやつだね。

  • 夢枕獏さんの本は陰陽師シリーズだけ読んでいましたが、やはり独特の怪しさと空気感に引き込まれます。遣唐使として唐に渡った空海という他にない主人公と舞台設定も面白いです。

  • 2024年10月12日購入。

  • 見てから読む事になった

  • 『陰陽師』の安倍晴明とも通ずる空海への半端ない安心感。
    そして橘逸勢との気持ちの良い掛け合い。
    読者の気持ちとしては天才・空海への尊敬の気持ちは逸勢側だろう。
    舞台が唐ということもあり難しいかなぁと思ったが、全くの杞憂だった。
    『陰陽師』と違う所は、一巻では一件落着しなかった所だ。
    読み応えがあり怪異の謎が気になるので早く続きを読みたい。

  •  一応、小説ですが橘逸勢のキャラなどは別にして空海の足跡としてはかなり史実に基づいて書かれている秀逸な作品です。
     空海の凄さを知る上では楽しく読める(但し、文章量が多いのは覚悟して…)作品だと思います。

     龍海

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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