沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一 (角川文庫)

著者 :
制作 : 森 美夏 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 542
レビュー : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041626160

作品紹介・あらすじ

盟友・橘逸勢らと共に、遣唐使として長安に入った若き僧・空海。密教の真髄を「盗みにきた」と豪語する空海は、ありあまる才で多くの人を魅了していく。一方長安では、奇怪な事件が続いていた。役人・劉の屋敷に猫の化け物が取り憑き、皇帝の死を予言したという。噂を聞いた空海と逸勢は、劉家を訪れ妖猫と対峙することに。その時から2人は、唐王朝を揺るがす大事件にかかわることになる-!中国伝奇小説の傑作ここに開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 2014年は空海が四国霊場を開創して1200年目とされる年。伝説が多く残っている一方、教科書では数行しか掲載されていない空海。四国住まいの者として、少しでも空海のことを知るきっかけになればと思って読み始めました。

    夢枕さんの作品はこれが初めてなのですが、ちょっとぐろい表現もあって、うっ…となりつつ読みました。妖怪が怖すぎる…
    ページ数が多い割に、会話のテンポが良くて読みやすかったです。

    空海の親友、橘逸勢のキャラが愛しかったです…(笑)
    空海の才能、能力に驚き、奇怪な事件にあわあわしている姿が読者視点に近くておもしろい。
    読んでいてはらはらするものの、堂々としていてどんな状況にも動じない空海に安心感を覚えます。
    次巻も楽しみです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「空海にちなんだ展示が催されるようです。」
      そうなんですねぇ、、、
      空海と言えば"書"ですが、最近読んだ「津波と観音」畑中章宏:著(亜紀...
      「空海にちなんだ展示が催されるようです。」
      そうなんですねぇ、、、
      空海と言えば"書"ですが、最近読んだ「津波と観音」畑中章宏:著(亜紀書房)によると、仏像を彫ったりされているようで、ホント超人です。。。
      2014/05/01
    • yamatamiさん
      「津波と観音」、震災や水、神というテーマがとても興味深いです…
      空海は香川の満濃池の改修工事にも携わっていたみたいで、超人にもなんでも屋に...
      「津波と観音」、震災や水、神というテーマがとても興味深いです…
      空海は香川の満濃池の改修工事にも携わっていたみたいで、超人にもなんでも屋にも見えておもしろいです(笑)
      2014/05/02
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「なんでも屋に」
      まぁ土木工事は、会得した最新技術で行われたでしょうから、、、
      「なんでも屋に」
      まぁ土木工事は、会得した最新技術で行われたでしょうから、、、
      2014/05/09
  • 30代の空海がなかなか魅力的(笑)

  • 登場人物が多くて一覧表や頁を行ったり来たりするかと思えば文体が読みやすかったのでそんな心配は無用だった。
    その代わり長安の市街図を度々捲ってたけれど。
    空海と逸勢の会話がテンポ良くて良かった。
    なんだか「陰陽師」のコンビを思い出す。
    空海は一体何処まで見据えてるんだろう?
    頭の中どうなってるんだろう?って思ってしまった。
    だけど達観してる様でしてない。「賢しいのはいけない」と思う人間臭い所もある。
    まだ猫や綿畑からの声等々謎は解明されないまま。
    さて唐の都・長安で空海は何を見、何を聞き、密を奪って行くんだろう。

  • この巻は風呂敷を広げる回。なにやらおもしろそうな感じではある。

  • 空海かー、良いですね、色々なところでチラッと触れられてるの読む限り中々ファンキーなお人らしいですね。坊さん表現する言葉じゃないけど。
    白居易さん!空海と絡むって面白そう!良いね良いね詩はモチーフにされるかな!
    李白のおっちゃんも!玄宗と楊貴妃も!スター揃いで面白そう。
    え、橘逸勢…聞いたことは…あ、三筆でしたかそうでしたね(印象薄い)

    そんな期待に溢れて読み始め。えーと長靴を履いた猫?って感じで第一巻。
    あとこの登場人物は痴呆か?って思ってしまう瞬間があったり…いやいや仕様なんだよね!

  • やはり夢枕さんの文章には惹き込まれるわ〜。 
    仏教やら唐代の文化やら漢文やら割と苦手分野(苦笑)なのにサクサク読める。

    まぁ、空海先生のキャラはまだ掴みきれてないんだけども...逸勢君のほうが分かりやすいw 
    しかし逸勢君は遣唐使船に乗れるくらいだから相当優秀なはずなのに、若干おバカさんキャラに思えるのは気のせいだろうかwww

  • 陰陽師シリーズ以外では初めて読む夢枕作品
    いやこちらも陰陽師シリーズ同様面白かった
    空海と逸勢のコンビもいいですね
    話に引き込まれてすぐ読めました
    全4巻のうちまだ1巻なので謎は深まる一方です
    今後どう決着が付くのか気になります

  • 面白かったです!

    歴史を素材に使ったミステリー(?)風味のお話です。
    天才・空海の人間臭さや飾らなさ、空海の親友・橘逸勢のかわいらしい(笑)素直さなど、主人公達にまず好感が持てます。
    同じ話(フレーズ)が何度も繰り返され、ちょっと「ん?」と思った部分もありましたが、1つの謎を巡るストーリーに引き込まれました。
    2巻も購入して、じっくり物語を味わおうと思っています^^

  • 阿・吽で空海に興味をもっていたところに、映画公開で大々的なキャンペーンを打っていた沙門空海。映画のほうはさておき。人間相関図的なものが阿吽のおかげで補完できていたので、楽しく読めた話はさておき。人たらしの空海が巻き込まれたのか首を突っ込んだのか。判断微妙な謎の事件をめぐる物語。長い長い序章ではあるが、そもそもが壮大な物語なので致し方ない。天然っぽいところもあるが、存分に策士な空海が策に溺れずに目的を達することができるのか。さらに、陰謀野望の類はどう決着するのか。

  • 映画を観て、コレは原作を読まねば、と読み始めた作品。
    読み進むに連れて映画なんてこの大作の上ッ面をサッとなでただけのもの。
    獏さん、いつものことながらとんでもない作品を書いてくれます。
    しばらくは楽しませていただきます。

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著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2018年 『バロルの晩餐会 ハロウィンと五つの謎々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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