黒い扇 (角川文庫 緑 630-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041630020

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    伊豆修善寺、笹屋旅館の風呂場で邦楽作曲家海東英次が死んだ。日本舞踊茜流家元茜ますみと一門が主催する忘年会に参加しての事故であった。年が明けて映画スターの細川昌弥がガス自殺。そして、演劇評論家の小早川喬が轢殺される。茜ますみの周辺で起きた三つの死。「茜ますみの弟子としては心苦しいけれど、どれも原因はうちの師匠」と疑った銀座の料亭「浜の屋」のはりきり娘八千代が、恋人の音羽屋の御曹子で人気スターの能条寛と手に手をとって、華麗な日本舞踊界の底流に蠢めく黒い扇の謎を暴く、ロマンミステリー。

  • いかにもお嬢様の主人公が、「昭和」を感じさせるレトロな雰囲気をうまく表現。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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