火宅の女: 春日局 (角川文庫 ひ 4-13)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041630136

感想・レビュー・書評

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  • [長野の実家]

    母に勧められて読みました。歴史を知らない私には、「春日の局」=「最も有名な御台所の一人」と思っていたのですが、徳川3代将軍家光の乳母だったんですね。

    やや視野の狭い直情型の当人の"下から目線"で綴られた生涯記となっていて、最後まで大成した権力者としての雰囲気は殆ど無く、最後の辞世の句を読んだ時も、「あれ?これで終わるの?」といった感じでしたが比較的登場人物も絞られていて読みやすく、お陰で家光と春日の局に対する知識とより具体的なイメージを得ることができました。

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著者プロフィール

東京都生まれ。日本女子大学国文科卒業。戸川幸夫の知遇を得、その推薦で長谷川伸の門下となる。1959年『鏨師』(たがねし)で第41回直木賞を受賞。1991年『花影の花』により、第25回吉川英治文学賞を受賞。また、これまでの業績により、1997年紫綬褒章を、1998年第46回菊池寛賞を受賞。2004年文化功労者に選ばれ、2016年文化勲章を受章した。著書に南町奉行所内与力・隼新八郎がさまざまな事件を解く「はやぶさ新八御用帳」「はやぶさ新八御用旅」シリーズや「御宿かわせみ」シリーズなどがある。

「2019年 『新装版 はやぶさ新八御用帳(十) 幽霊屋敷の女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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