かくも短き眠り (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (639ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041638040

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  • 冒頭、主人公の語り口の後ドラキュラの考察やドラキュラ絡みの挿話が3本続き、何が始まるかと思いきや、チャウセスク政権崩壊後のルーマニアでの反体制派と壁崩壊後に存在理由を見失った人々を基にしたストーリー。

    著者のほかの小説同様、登場人物は死にまくり、得体の知れない登場人物が多くでてくるが、この作品ではすこし想像の域を出た人が一部にあり、いまひとつぴんと来ない部分も残った。 (とはいえ、そのような人物に感情移入させるような部分もまったくなく、問題はないのだが)

    もっとも、少佐がなぜという部分は不明で、その背景がもう少し具体的に
    説明されていたらもう少しすっきりしたかと。

  • おそらく、船戸作品に共通するものは体制への反抗であるのだが、
    それに対して暴力を使うところは今一つ共感できない。

    解説に、ル・カレとは反対の立場から見た冷戦史のような
    記述があるが、もちろん、ル・カレの側からみたものよりは興味深いのだが。

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