ザ エクセレント カンパニー 新・燃ゆるとき (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.47
  • (9)
  • (30)
  • (43)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 269
感想 : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041643204

作品紹介・あらすじ

「サンマル」ブランドで知られる食品メーカー大手の東邦水産は、即席麺の米国工場建設を目指していた。「人を大事にする」経営理念のもと、市場原理主義の本場・米国進出に賭けた日本人ビジネスマンの奮闘!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • "久しぶりにいった古本屋で購入。
    読み始めてすぐに、まるちゃんで有名な東洋水産の話だとわかった。友人もつとめている。こんど、実態を聞いてみたい。"

  • 東洋水産をモデルにした小説第二弾。今回は、実名を使わず、東洋水産は東邦水産、森社長は高木社長、深川専務は深井専務。そして架空の人物、川森潔を主人公としてリアルなエピソードを展開させたという。

    舞台はアメリカ。アメリカに進出を果たした東邦水産が、セクハラ訴訟、ユニオン対策など、異文化の軋轢を何とか乗りきっていく、逞しい姿が描かれている。

    日本からの出向社員は、ことごとく誠実でタフ。一朝事あれば何を差し置いても駆けつけ、不眠不休で事に当たる、滅私奉公当たり前の超人たちだ。

    確かに、隙あればつけこまれ、闘わなければ自らの権利を守ることすらできない、厳しいアメリカ社会にあっては、ここまでやらないとビジネスでの成功が覚束ない、というのも分かるけれども、ちょっとやり過ぎなんじゃないなあ。これじゃあさすがにしんどすぎる。

  • 少し読みにくい。

  • 燃ゆる時の続編。東洋水産がアメリカに進出し、インスタント麺市場でNo1メーカーになるまでの軌跡をつづったもの。苦労を跳ね返し、成果を上げて内容に、元気をもらえる一冊。
    文化や考え方が異なる国で、いかにして東洋水産は快進撃を進められたのか、それは「人を大事にする」という日本企業が持つ強みを十二分に活かしたから。理解に苦しむ出来事に七転八倒しながらも、失敗した人にもチャンスを与え、人を信じ、人に任せることが成長に繋がる。文化の壁はコミュニケーションで乗り越える。文字にすると当たり前なことかもしれないが、この当たり前のことを非凡なレベルで愚直に追い続けたことが、成功の要諦。
    組合対策の詳細記述何かは、海外勤務をする際に非常に役立ちそう。

  • 海外で工場を操業することの苦労や問題などよくわかりました。それにしてもN食品がちょっと残念・・・。

  • 「マルチャン」の東洋水産の海外発展の関連の本。 社会人なりたての一時期、ひたすら高杉良さんの本をいくつか乱読したが、社会人10年経験して、またふらりと読みたくなった。 大企業で10年くらいやっていて、閉塞感を感じているころなので、読んで力をもらいました。 と同時に、自らがおかれた立場にどう展開できるか、少し考えさせられてしまいました。

    本自体は、かなり実話にそった内容で、アメリカ進出時のセクハラ問題やユニオン問題、異文化ダイバーシティなど、グローバル化が進んだ今でも十分読みごたえのある本です。

  • (要チラ見!)/文庫

  • 小説というよりは、企業経営者向けの海外展開時のマニュアルといった感じ。
    小説のモデルは「マルちゃん」ブランドのあの食品会社社長とのことだが、こういう小説を読んで、しかも面白いと思える年齢になってきたという点でも感慨が。

    初の高杉良だったがなかなか気に入った。

  • なにが凄いって、大きなミスがあったとしてもそれを飲み込み、糧にさせる上司の姿。今の日本企業じゃ間違いなく左遷、降格だろうな。でも高度成長期の日本には大きなことをできる市場があったろうな。今じゃ、厳しいだろうが。

  • 「サンマル」のブランドで知られる大手食品メーカー東邦水産は、サンマル・INCを立ち上げ、即席麺の米国市場に進出した。長年悩まされた赤字からもようやく脱却し、第二工場も稼動を開始するが、セクハラ問題、ユニオン対策など、従業員の文化の違いに直面する...。山積する問題に、「事業は人なり」の理念で臨んだ結果は、米国市場トップシェアの獲得だった!市場原理主義を標榜する米国で、日本型経営の成功を描く力作長編。

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1939年東京生まれ。化学業界専門紙の記者、編集長を経て、1975年『虚構の城』でデビュー。以後、綿密な取材に裏打ちされたリアリティに富む経済小説を次々に発表。企業組織の不条理と戦うミドルの姿を描いた作品は、日本中のビジネスマンより絶大な支持を得ている。他の作品に『金融腐食列島』『乱気流 小説・巨大経済新聞』『管理職の本分』『破戒者たち 小説・新銀行崩壊』、などがある。

「2020年 『銀行渉外担当 竹中治夫 メガバンク誕生(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高杉良の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする
×