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Amazon.co.jp ・本 (514ページ) / ISBN・EAN: 9784041643235
作品紹介・あらすじ
中位行同士の弱者連合に割り込んだ協立銀行は、大手行意識剥き出しに主導権を握ろうとする。これに反発するあけぼの銀行は統合離脱へと動くが、協立銀行の経営陣は見くびっていた。奔走を続ける竹中だったが……。
感想・レビュー・書評
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都市銀行の大合併しまくっていた時代をモデルとした銀行内部の話。合併や経営統合に向けて裏方として頑張る主人公や部下たちの動きが、細かい描写によってリアルに浮き上がってくる。本当にその時の裏事情を知ってて書いたようなリアルさだ。
ただし主人公が完璧すぎて、逆に自分の仕事ぶりと比較してげんなりする。役員や頭取になるべくしてなる人間はこんな動きをしてるのだなぁしみじみ思う。
次巻はいよいよ最終シリーズ。ホールディングス内のトップ人事のゴタゴタと不良債権処理。不安の種は盛り沢山で、読むのが楽しみになる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
数年ぶりに読み返しているが、やっぱりおもしろいな。いやな上司や同期、理不尽な会社命令に従いつつも、自分の中で信念を持って現実を折り合いをつけつつ、仕事をこなす様は読んでいて、やっぱりおもしろい。
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バブル崩壊後、不良債権で喘ぐ銀行の合従連衡が舞台。互いのパワーバランスが均衡していると、相互に譲らず上手く統合できない。かといってパワー差があり過ぎ救済合併の体を取ると、吸収される側の反発は免れず・・・。いつの時代も会社の統廃合には壮絶なドラマがあるんだろうなと思います。そんな統廃合の裏舞台を、1人の広報部長を主役に話は展開。各行の思惑がある中で、どう折り合いをつけ、どう決着に持っていくのか・・・。ハラハラしながらも、ついつい先を読み急ぎたくなる一冊でしたー。
著者プロフィール
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