消失 上 金融腐蝕列島・完結編 (角川文庫 た 13-19)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (645ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041643242

作品紹介・あらすじ

弱者連合に割り込んだ都銀大手の協立銀行は、中京圏を基盤とする東亜銀行との統合に向かっていた。自行の強引な手法を批判した広報部長の竹中治夫は大阪へと左遷される。想像を絶する不良債権処理が待ち受けていた。

感想・レビュー・書評

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  • 金融腐食列島完結編。銀行の広報部から役付けで、関西の中之島支店の支店長として異動となる。そこで、不良債権処理に取り組むことになる。そして、家庭では、妻との離婚に向けて動きが。。

    UFJ銀行がモデルと言うことなので、その先の展開も想像できますが、竹中がどこまで出世するかが楽しみです。銀行員というと半沢直樹が、新しいモデルとしてもてはやされていますが、ある意味、竹中の方が弱味や人間味ありと親近感を感じます。合併行での立ち振舞いの難しさも現実味があります。でも、竹中の家族が一番変化ありです。
    エリートミドルと言う立場ですが、部下の信頼も篤く、仕事もできる。当然、女性にももてる。ないない尽くしの私には羨ましい限り。中巻へ続きます。

  • UFJ設立後の上位行と下位行の行員の融和の取り組み。貸し剥がしの阻止

  • エリートバンカーのサラリーマン人生がいい!

  • この話も続きもので、話に入り込みやすい。島耕作みたいなサラリーマンが主人公。

  • 中・下を読まないとレビューは書けないわけですが。。。
    おもしろくてためになることは間違いないのですが、このシリーズの前作
    「混沌」のときと、登場人物の描き方が変わってきているのがちょいと違和感を覚えます、正直。

  • 金融腐蝕。タイトル通りの感想。覚悟が必要な世界。正義を貫くのも、正義を捨てるのも。

  • UFJ銀行
    小泉改革

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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