消失 中 金融腐蝕列島・完結編 (角川文庫 た 13-20)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (624ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041643259

作品紹介・あらすじ

竹中治夫は、JFG銀行の発足を大阪・中之島支店長として迎えた。金融当局は不良債権処理の圧力を強め、行内では旧東亜系への露骨な排除が始まる。常務として本部に戻った竹中は、銀行生き残りをかけて奔走するが。

感想・レビュー・書評

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  • 合併後のJFG銀行で、旧東亜銀行の不合理な人事を解消しようとする竹中常務執行役。銀行の増資を巡るやりとりなど見所が沢山。

    竹中の母親が登場し、竹中家の複雑な家庭事情を知ることができました。半沢直樹の様な敵味方が分かりやすい世界でない所が良いところです。増資問題では、杉本と意見が合うけど、人事の問題では、衝突したり。鈴木最高顧問に利用価値があるか見極めたり。人の世を渡っていくにはグレーな部分をどのように考えるかが大切だと思いました。

  • 主人公と最高顧問との対峙

  • エリートバンカーのサラリーマン人生がいい!

  • 全三巻の二巻目。主人公の竹中さんの思考が参考になります。

  • (上)よりはおもしろいです。さて、(下)でどんな展開になるか
    (といっても大筋は、実話をもとにしてるからわかっちゃいますが)

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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