欲望産業 上 小説・巨大消費者金融 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 128
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041643280

作品紹介・あらすじ

行内抗争に敗れた帝都銀行・元常務の大宮は、消費者金融最大手「富福」のオーナー社長・里村から副社長に迎えられる。里村は独断専行の絶対君主として同社に君臨していた。消費者金融業とは何だったのか?

感想・レビュー・書評

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  • 元エリート銀行マンがサラ金に転職するという小説。
    実話をもとにしていて、三井住友銀行の頭取候補が武富士の幹部に転職したらしい。

    主人公の元銀行マンが正義というわけではないが、武富士の社長とその側近達がかなり悪どい様子が描かれている。
    もっと消費者金融や武富士の実態に迫った様子が描かれているかと思ったが、主に銀行と武富士の派閥や根回し構想が描かれている。

    思ったより面白くはないなあと思いながら、ここまで読んだからにはとりあえず下巻も読む。

  • やっぱり消費者金融はこんなもの‼

  • 楽しんで読めるだけでなく、学べる。

  • 某消費者金融をモデルとした、ノンフィクションノベル?
    こんなに無茶苦茶をやっていたのかと思うと、過払い利息に追われていた人が浮かばれない。著者の本を初めて読んだが面白かった。

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著者プロフィール

1939年東京生まれ。専門誌記者や編集長を務める傍ら小説を書き、75年『虚構の城』でデビュー。83年、退職し作家に専念。緻密な取材に基づく企業・経済小説の問題作を次々に発表する。代表作は『小説日本興業銀行』『小説ザ・外資』の他『金融腐蝕列島』シリーズ全5部作など。

「2023年 『転職』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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