- 角川書店 (2007年7月25日発売)
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感想 : 5件
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Amazon.co.jp ・本 (242ページ) / ISBN・EAN: 9784041646427
作品紹介・あらすじ
湘南、ハワイ、ロス……夏の風が吹き抜ける海辺の街で生まれた5つの愛――。夏らしいカラッとした爽やかさの中に、ほろ苦さ、切なさが溢れるハートウォーミングな物語。大人のための書き下ろし短編集。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
夏の海を舞台にした恋愛短編集は、爽やかさや懐かしさ、そして温かさを感じさせる作品です。テンポの良い文体が特徴で、読みやすさが際立っています。物語は幼少期の淡い恋心から始まり、学生や大人の恋愛まで多様な...
感想・レビュー・書評
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・爽やかさ、懐かしさ、温かさを感じさせる夏の恋愛小説短編集
・テンポのいい文体で、頭にスッと入ってくる
・幼少時の淡い恋心に始まり、学生の恋、大人の恋まで幅広いストーリー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もし、僕と彼女のことを小説に書くとしたら、ラストはどう書くだろうと、ふと考えはじめた。しばらく考える。たとえば……。
〈これはこれで、ひとつのハッピー・エンドといえるだろう。〉と結ぶ。続けて、〈僕と彼女が「ペニー・レイン」を歌ったあの日は、いまも色褪せることなく、僕の中で輝き続けていた。〉と、しめくくるかもしれない。
「あの日、『ペニー・レイン』を歌ったね」より -
夏の海を舞台にした7つの恋の物語。
この本は、『夏』以外に読むとダメ
甘く切ない、大人の恋。
いやらしくないのがgood -
夏、と、恋、にまつわる5つの短編小説。
さわやかな装丁に気持ちが惹かれて、手に取ってみた。
ライトな感じの小説だったかな。
さわやかで、さらりとしてて、ほとんど後味を残さない。
タイトルのとおり、浜辺に吹く夏の風みたい。
夏の恋ってこうかもね。
軽くても、衝動的でも、それも悪くないじゃん、って思わせる。
そういうものをお互いが求めるなら、形なんていらない、って。
必ずしもHappy endばっかりじゃなくて
せつない恋の物語もあったけど、
それはそれで少しだけ素敵だった。
(自分はやだけど、せつないのは)
個人的には、3話目の『敗戦投手に口づけを』と、
最後の話、『潮風のパスタ』がお気に入り。
絵になりそうな、夏の場面が浮かぶような、
そんなきれいな物語なんだもん。
『あの日、「ペニー・レイン」を歌ったね』
っていうタイトルも、詩的で好きなんだけど。
これは、ちょっと切なすぎた。
過去にしなきゃいけない瞬間か。
でも、やっぱり、海はいいなぁ。
広くて大きい場所が好き。
水のある場所も好き。
気持ちが落ち着いたり、開放的になったりする、
その心躍る感じが大好き。
著者プロフィール
喜多嶋隆の作品
