- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041653050
感想・レビュー・書評
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(地上編)全10巻
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壬申の乱の最中、茅原の村に一本の角を持って生まれた少年は、「宇宙皇子」(うつのみこ)と名乗り、強大な霊力を身につけた金剛山の小角のもとで修業をすることになります。
一方、天武帝のいる飛鳥浄御原宮では、次の帝の座を巡って草壁皇子と大津皇子の対立が、しだいに顕著になっていました。そんな折、大津皇子らの命を受けた佐保媛が金剛山を頼って都を脱走します。宇宙皇子らは周囲の反対を押し切って彼女をかくまうことを決意しますが、そのために小角のもとに集う鬼たちの勢力と朝廷との対立が激化することになります。
全52巻に及ぶ大長編伝奇小説の幕開けとなる一冊です。 -
先輩がおすすめして10巻まとめて貸してくれたので読んでるけど、今のところおもしろくなる気配はない。物語の筋がどうの以前に文章が雑でなかなか入り込めない…と思ったら小説書くの初めての人なのか…なんというか、気持ちだけ先走っている。ネットの素人サイトにある、構想だけは広大なオリジナル小説を読んでるみたい。ただそういうのは、長く続けるうちに技量が追いついてきておもしろくなったりするから、まだ続きは読むつもり。先輩に借りたし…
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和のファンタジー。ひょんなことからほぼ全巻を入手。
最初の巻は二十年ぶりの再読。
所々に挿入される和歌が雅を感じられる。和歌ってこんなに良いものだったのか。
全50巻という構想が最初からあったようで、なるほど最初の巻は皇子の生い立ちからゆっくりと話は展開していく。
子供の近視眼的な社会の捉え方と、大人の大局的な捉え方、しかし子供の捉え方があながち間違っているわけではないというジレンマの描写が、和歌のようにすらすらと描かれているように感じた。 -
世界観に憧れた。
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これもやはり中学時代の読書履歴に入る。
当時は夢中で読みました。
勉強嫌いで歴史年号を覚える事に何の意味があるのだろう?としか思えなかった当時に、この本と出合い、歴史というものに対する意識が劇的に変わった記憶があります。
年号を覚えたりするのは相変わらず苦手でしたが(爆)
それでもこの本との出合いがあればこそ、その後の読書遍歴に黒岩重吾の「天翔ける白日」だの「斑鳩王の慟哭」だのが入ってくるようになったのだから、本当に読書というものは出会いそのものだと思います。
古事記なんかに興味を覚えたのも、ひいては宗教学だの伝奇小説だのを読むようになったのも、元を質せば藤川先生のおかげですね(笑)
古代日本史がとっつきにくいって人には良い入り口になりそう。
ただし作品が古いので現在の歴史認識と少々違ってる部分がでてきそうではあるが…
完結に到っていないのはとても残念。
あと、挿絵・カバーイラストの、いのまたむつみさんの作品大好きでした^^ -
子供心に夢中になった記憶が。
宇宙皇子の真似をしたくて、竹を削ったら、本当に音が出る横笛が出来て嬉しかった。ずっと大事にしていました。 -
友人が貸してくれた本。中学生くらいに良いかも。
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高校の図書館にあったのをむさぼるように読んだ本。いあ、あの当時の感覚にフィットしたんだろうね、きっと。今、読むとどうなんだか知らんけど。
著者プロフィール
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