宇宙皇子 8 (角川文庫 緑 653-12)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041653128

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  • 金剛山に復帰した小角の命を受けて、宇宙皇子と各務の2人は豊饒の国を求めて琉求へと旅立ちます。

    さまざまな国々を渡り歩く中で、宇宙皇子はキジムナーとの勝負に勝利します。さらに、宇宙皇子と各務は、人々のために尽くすという鬼としての使命感と、お互いに男と女として惹かれ合う気持ちとの葛藤に苦しみながら、お互いのことを深く理解するようになっていきます。

    本巻のエピソードが今後の展開の伏線になっているのかもしれませんが、なぜ沖縄を舞台にしなければならなかったのか、やや唐突な印象を受けました。ヒロインとしては若干影の薄かった茜に代わって各務をメイン・ヒロインに据えたことで、天上界の年齢では思春期真っただ中の宇宙皇子の精神の成長が見られるような展開になっています。

  • 沖縄に舞台が変わったのは良かった。その時代にそんなに簡単に行ったり来たりできるのか、というのは置いといて…。話の焦点が各務とのことや、宇宙皇子自身の葛藤に当てられているのが○。

  • 今回は沖縄まで出張。神様達とのコンタクトもあり、今までとは若干趣が違う。

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著者プロフィール

脚本家、小説家、放送作家。慶應義塾大学文学部国文学科卒(1958年)。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、日本脚本家連盟会員。京都嵯峨芸術大学客員教授。特撮作品やアニメーションの脚本家として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『突撃! ヒューマン!!』『サンダーマスク』、『マジンガーZ』『六神合体ゴッドマーズ』『宇宙戦艦ヤマト』など多くの作品に携わり、小説家として累計1,000万部を売り上げた『宇宙皇子』シリーズなど。

「2015年 『今は昔“言霊”(メッセージ)あり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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