宇宙皇子 天上編 2 (角川文庫 緑 653-22)

著者 :
  • KADOKAWA
3.13
  • (1)
  • (3)
  • (8)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041653227

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • とつぜん宇宙皇子が姿を消してしまうという事件が起こり、これまで彼とともに旅を続けてきた苦須里、釣、田加良、各務の遊鬼士たちは、彼を探して月世界を旅します。そして旅の中で、彼らの一人ひとりが、自分と宇宙皇子との関係を問い始めるようになります。

    これまで、琉求への旅で宇宙皇子に同行した各務以外の鬼たちの心情には焦点が当てられていなかったのですが、ここにきてようやく彼らのキャラクターが立ち上がってくることになります。ただ、ストーリーの展開の中で自然に彼らのキャラクターが描かれるのではなく、唐突に彼らがみずからの心に向き合うようになる展開には、作為的な印象が付きまとっていることも否めないように思います。

  • 登場人物の内面に重点が置かれてきたのはよいと思う。かなりあっさりしてはいるが。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

脚本家、小説家、放送作家。慶應義塾大学文学部国文学科卒(1958年)。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、日本脚本家連盟会員。京都嵯峨芸術大学客員教授。特撮作品やアニメーションの脚本家として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『突撃! ヒューマン!!』『サンダーマスク』、『マジンガーZ』『六神合体ゴッドマーズ』『宇宙戦艦ヤマト』など多くの作品に携わり、小説家として累計1,000万部を売り上げた『宇宙皇子』シリーズなど。

「2015年 『今は昔“言霊”(メッセージ)あり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤川桂介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×