宇宙皇子(うつのみこ)〈天上編 8〉落葉帰根の詩(うた) (角川文庫)

著者 : 藤川桂介
  • 角川書店 (1989年1月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041653289

宇宙皇子(うつのみこ)〈天上編 8〉落葉帰根の詩(うた) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 宇宙皇子の父である北天へ向けて旅を続けることになった一向は、旅の途上で一人ひとりが地上に住む者でありながら天上界へとやってきたことの意味をみずからに問いかけます。

    宇宙皇子は、小角の力によって単身で地上へと舞い戻ることになり、藤原不比等はすでに亡く、彼の息子の藤原四兄弟の時代となっていることを知ります。そしてあいかわらず、朝廷によって庶民が苦しい生活を強いられていることを知った宇宙皇子は、久しぶりに実力行使に打って出ますが、その結果は長屋王の変となり、藤原四兄弟の権力基盤を揺るがすことはできません。

    一方、各務以外の3人の遊鬼士たちは、神仙郷で自分たちの限りある命を生きることへの覚悟を問われることになります。またキジムナーは、天翔船の開かずの間を開けてしまったために船の制御が利かなくなり、そのことの責任を取る形で不動明王のもとを訪ね、彼もまた厳しい試練に直面することになります。

    地上での宇宙皇子の振る舞いには、やはり疑問を抱かざるを得ません。正直なところ、ここに至ってふたたび宇宙皇子が地上界に舞い戻ることの意味が理解できずにいます。

  • 何の罪もない基王を殺害するなど、何様のつもりなんだ、宇宙皇子。どんなに綺麗事を口で言っても、だめだな。神としても人としても失格。

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