宇宙皇子(うつのみこ)〈天上編 9〉さらば、いとしの客人(まれびと) (角川文庫)
- 角川書店 (1989年2月10日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041653296
感想・レビュー・書評
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天翔船で北天の父神のもとをめざす宇宙皇子たちは、突如現われた巨大な天山に行く手を阻まれてしまいます。しかし、キジムナーの魔力によって船はふたたび動き出します。同時に、その魔力の余波により、遊鬼士たちは忘れてしまっていたみずからの過去を夢に見ることになり、自分自身の立脚点を見つめなおすことになります。
各務が帝釈天にさらわれて戦うことになるまでは、いちおうストーリーの経緯が明瞭だったのですが、その後の宇宙皇子たちの身に起こる出来事は行き当たりばったりで、迷走している感が否めません。その都度彼らは自分自身への問いかけをおこなっているのですが、それも精神的な成長を遂げているというより堂々巡りの印象があります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やけに会話が冗長というか…「そうだ」「そうかも」ばかり…作者にしゃべらされてる感がある。
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著者プロフィール
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