拾異伝宇宙皇子(うつのみこ) (4) (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041653340

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  • シリーズ番外編第4弾は、大津皇子の死後まもない頃に各務と金剛山が直面することになった事件を描いています。

    各務にそっくりの風貌をした謎の女性が現われ、「常世の神」として里の人々の熱烈な支持を受けるようになります。宇宙皇子は常世の神の正体を探ろうとし、彼女に戦いを挑んだところ、常世の神は夜叉の姿となり、宇宙皇子を上回る霊力で彼を返り討ちにします。

    その後宇宙皇子は、常世の神が行心の指図で動いており、金剛山を危機に陥れる計画が進行していることを知ります。しかし小角は、宇宙皇子の報告を聞いたにもかかわらず、朝廷に逆らおうとせず、行心の策略に乗って各務の身柄を引き渡すことを決意します。そして、小角の真意がつかめない宇宙皇子たちは、各務を救うために行動を開始します。

    小角の率いる金剛山と行心の戦いの一幕が描かれていますが、いまだ鬼としての強靭さに欠けていた各務の、内に秘められた強さが発揮されたことが、本巻のテーマになっているように感じました。

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著者プロフィール

脚本家、小説家、放送作家。慶應義塾大学文学部国文学科卒(1958年)。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、日本脚本家連盟会員。京都嵯峨芸術大学客員教授。特撮作品やアニメーションの脚本家として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『突撃! ヒューマン!!』『サンダーマスク』、『マジンガーZ』『六神合体ゴッドマーズ』『宇宙戦艦ヤマト』など多くの作品に携わり、小説家として累計1,000万部を売り上げた『宇宙皇子』シリーズなど。

「2015年 『今は昔“言霊”(メッセージ)あり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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