宇宙皇子〈妖夢編 1〉時よ、ゆるやかに (角川文庫)

著者 : 藤川桂介
  • 角川書店 (1993年1月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041653555

宇宙皇子〈妖夢編 1〉時よ、ゆるやかに (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 宇宙皇子たちは天上界から戻ってきた地上では、34年の歳月が流れていました。永遠の命を持たない苦須里、田加良、釣の3人はたちまち老人の姿になってしまいましたが、彼らも小角から道士としての役割を与えられ、金剛山で後進の育成に尽力します。中でも遊鬼道士となった各務は、鬼としての自覚に欠ける5人の若い遊鬼たちを指導することになり、苦労することとなります。そんな中、山童という妖魔が現われ、各務は遊鬼たちとともに戦いを挑みます。

    一方都では、聖武天皇の発意により、大仏の建立が進められていました。しかしそのために使役される民の姿を目にした宇宙皇子は、庶民に目を向けるよう天皇に促そうとします。しかし、朝廷では吉備真備と玄昉が大きな影響力を持つようになっており、かつて葛城王と名乗っていた頃に宇宙皇子とともに流民王国の夢を思い描いていた橘諸兄も、今では成り行きに身を任せることしかできず、宇宙皇子の期待は萎んでしまいます。そしてついに朝廷から金剛山に山を下りて活動することを禁じるという命令が下され、宇宙皇子たちは立ち向かおうとしますが、そうした彼の焦りを小角は諫め、より広い目で世の中の動きを見つめることの大切さを諭します。

    ストーリーの脈絡がたどりにくかった天上編に比べると、史実に沿った展開になっているので読みやすいように感じました。身勝手な遊鬼たちがどの程度ストーリーを引っ掻き回してくれるのか、期待したいところです。

  • 手放すにしても、一度手にしたからには読んでから…と思ってシリーズ全巻読破を試みてきたが、さすがに時間の無駄に思えてきた。これだけ面白くなりそうなキャラと設定がありながら、まったく面白くならないところは、作者の力がなかったのだと思う。これにて宇宙皇子シリーズ読了とする。

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