宇宙皇子(うつのみこ)〈妖夢編 6〉皇子よ、怒りの一撃を (角川文庫)
- 角川書店 (1994年2月10日発売)


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- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041653609
感想・レビュー・書評
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道鏡の妖力に敗れた宇宙皇子は、みずからも妖力を身につけようと十二神将を呼び出し、彼らとの戦いに勝利することで彼らを従えようとします。そしてついに十二神将を配下に収めた宇宙皇子は、その修業の成果を試すため、東大寺に建立された廬舎那仏に戦いを挑みます。
一方道鏡は、みずから天皇の地位に就こうという野心をむき出しにします。宇宙皇子は、そうした道鏡の動きに危惧の念を抱く和気清麻呂に働きかけ、称徳天皇が道を誤ることの内容、神の信託を正しく伝えてほしいと訴えます。その結果野望を頓挫させられた道鏡は、いよいよ金剛山に武力を差し向け、ふたたび宇宙皇子と戦うことになります。
魚飼をめぐる謎など、やや取って付けたようなエピソードが入り込んでいますが、ひとまず道鏡との戦いに決着がつけられることになり、ある程度すっきりした読後感が得られました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
苦須里が…田加良が…。
また一つの戦いが終わり、新たな時代が始まる…。
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著者プロフィール
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