宇宙皇子 妖夢編 9 (角川文庫 ふ 3-63)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041653630

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  • 流民王国の夢を追い続ける宇宙皇子の前に現われた小角は、宇宙皇子が天上界で見てきたことを忘れ、人間界のことにのみ目を奪われていると厳しく叱責します。そして小角は、宇宙皇子に一人の霊力を持つ男を引き合わせます。雪蛍童子という名を与えられることになる彼こそ、かつて金剛山での修業をおこなっていた龍頭の、転生した姿にほかならなかったのです。雪蛍童子は、金剛山に対立する最澄がいる官寺に入り、宇宙皇子たちとは別の仕方で小角の理想を実現するために力を尽くすことになります。

    一方朝廷では、桓武天皇が長岡京への遷都を推し進めていましたが、妖魔が跋扈していっこうに計画は進みません。宇宙皇子は鬼たちを率いて、妖魔たちを率いる魔王に戦いを挑みます。

    このところストーリーが滞っている印象がありますが、魔王が登場したことで、次の煉獄編への入り口がようやく見えてきたような印象です。

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著者プロフィール

脚本家、小説家、放送作家。慶應義塾大学文学部国文学科卒(1958年)。日本文芸家協会、日本ペンクラブ、日本脚本家連盟会員。京都嵯峨芸術大学客員教授。特撮作品やアニメーションの脚本家として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『突撃! ヒューマン!!』『サンダーマスク』、『マジンガーZ』『六神合体ゴッドマーズ』『宇宙戦艦ヤマト』など多くの作品に携わり、小説家として累計1,000万部を売り上げた『宇宙皇子』シリーズなど。

「2015年 『今は昔“言霊”(メッセージ)あり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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