- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041662199
作品紹介・あらすじ
従来の慣習を次々と変えて乱世を勝ち抜いた信長。「人たらし」と呼ばれるほどの対人交渉術で最高の出世を果たした秀吉。苦労人で腰が低く誰からも慕われた家康。三人三様の生き様から戦国の歴史を見つめ直す。
感想・レビュー・書評
-
日本史、戦国時代に興味を持つのにとっても良い。
私はあまり日本史を知らない、よく勉強したことがないのですが、この本は楽しく読めます。
飲み屋で、詳しい歴史おじさんに面白い話だけ聞かせてもらうように、最初から最後まで楽しく、ためになるお話。本当かどうかっていうのは二の次でよくて、楽しんだらよい。
ただ歴史おじさんは、定説や権威と戦っているので、まず否定から入る。こちらから言ってもないのに、皆さんはそうおっしゃるが私はそうは考えない、という姿勢でいらっしゃる。飲みながら、聞くのに、ちょうどよく。また会ったら他の話も聞いてみたいと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
信長の経済政策や、秀吉の人脈を操る策謀、それに家康の「歴史に学ぶ」姿勢。戦国時代に展開された三武将の戦略は、シュミレーションゲームみたいで面白い。にしても井沢先生、かなり信長贔屓ねぇ(笑)いつものように、「存在しない敵に対しての罵詈雑言で脱線」する部分は読み飛ばーし。
-
家康は特に宗教統制が巧妙だったという。
本願寺の分裂工作。不満分子をたきつける。
武田がほろんだのも、梅雪が裏切ったのが原因という。
徳川幕府は、専門集団であった、武士たちを、「事業の拡張」
から「職種の変換」で人あまりを乗り越えた。
これは、現代でも考えなければいけないことかもしれない。
工場のワーカーを育ててきた、日本。職種転換のためにも
教育の変化が必要だ。。。 -
この本を読むと、過去を紐解く事は未来を学ぶことだということがよく分かります。
物事は原因から結果に流れていく、過去という結果から原因を分析し、それを今に生かす事が歴史を学ぶ意義だと思います。
さて、この本で学んだ事は今の僕にどう生きて来るんだろうか・・・。。 -
逆説の日本史シリーズをお好きな方にお勧めの一冊。ご存じでない方もまずは戦国の三傑のみを知ってください。
-
2009/3/30 新大阪のBooks Kioskで購入。
2013/4/22〜4/27
戦国時代の三傑、信長、秀吉、家康についての評論。基本的には、井沢さんが、いろいろなところで書いている事の再構成だが、信長の商人としての才能、秀吉の極悪人性、家康の心情など、違った切り口で歴史を垣間見させてくれる。久しぶりに感動した内容。