- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041664131
感想・レビュー・書評
-
読書録「魔界医師メフィスト暗夜蝶」3
著者 菊地秀行
出版 角川文庫
P22より引用
“おれのそばに近寄らないでくれ、と四十五歳の浮浪者は願った。
夏の陽ざしがみんな吸いとられてしまう。この男に恋でもしち
まったみたいに。”
目次から抜粋引用
“余震
夏の虫
風水の女
魔都と魔震”
超常の力を持つ医師を主人公とした、ダークファンタジー長編
小説。シリーズ第四弾。
極めて軽い地震が起きた魔界都市新宿、地震の大きさにくらべ
てしかし、その後の出来事はあまりにも大きかった…。
上記の引用は、主人公・メフィストの美しさを形容した一文。
毎度毎度、メフィストの美しさが描かれていますが、その力の大
きさから思うに、美しく見えるのもメフィストの力のせいかもし
れません。
徐々に魔震というものについて書かれてきているようです。こ
こまででこの作品のファンになった方ならば、続けて読まざるを
得ないでしょう。
ーーーーー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
看護婦は腰を灼熱の剣に刺し貫かれ昏倒した。厚さ三センチの鉄扉をも突き通した武器の正体。それは精神病院に閉じ込められていた魔震の落とし子“ホーク”が甦り、放った肋骨剣であった。魔震から十数年、ある夜突如新宿を襲った余震は、魔界都市の新たな驚異と凄絶な戦いの幕開けだった―。メフィストを愛する旅芸人お蝶と“ホーク”の仲間たちの死を賭けた闘い。魔震の秘密に深く迫る、圧巻、超人気シリーズ第四弾。