- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041664148
感想・レビュー・書評
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読書録「魔界医師メフィスト闇男爵(上)」4
著者 菊地秀行
出版 角川文庫
P8より引用
“「<魔界都市>の情報屋も議員夫人会の情報伝達速度には及ばん
な」”
目次から抜粋引用
“遠来の客
倫敦刺客伝
妖都と魔都
失楽園
魔都の呪詛”
超常の力を持つ医師を主人公とした、ダークファンタジー長編
小説。シリーズ第五弾。
魔界都市新宿に再開発の話が出ていた、過去に多大な犠牲を何
度も払っているにもかかわらず…。
上記の引用は、新宿区長の総理大臣との交渉の情報についての
一文。動物行動学的に見ると、女性の噂話好きや井戸端会議には、
お互いのパートナー達の情報交換の役割があったのではないかと
のことです。主に男性の行動に対するもので、自分の遺伝子をよ
り優秀な遺伝子と組み合わせて残す、自分のパートナーの浮気を
見張るなどの繁殖戦略からくるものとか。
成長してから情報を扱うようになる情報屋では、生まれた時か
ら情報を扱う才能を磨き続けた存在には、勝てないのは道理かも
知れませんね。情報屋の女性というのが、一番良い情報を持って
いるのでしょう。
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「魔界“倫敦”」から、黒いオーバーと蝶ネクタイのよく似合う、ひとりの若者が「魔界都市“新宿”」に舞い戻った。わずか三才にして、黒魔術の総本山・倫敦へ留学、二十年後ついに「闇男爵」の称号を贈られた男。一千年の魔都が育んだ魔性を自在にする最強の魔道士。これほどの男が、美貌の医師を敵にまわそうとは…。メフィストの生命に終わりがあると誰が信じようか。“新宿区”の権益をめぐり、今ここにシリーズ最大の目眩く妖術戦を展開する第五弾登場。
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