- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041665015
作品紹介・あらすじ
大陸に精強な兵と華麗なる文化を謳われるパルス王国。西方の蛮族、ルシタニアの侵攻に対しても、その勝利を疑う者はなかった。だが、味方の裏切りにより罠にかけられたパルス軍は、一日にして壊滅。王国は滅亡した。単騎生き残った王太子アルスラーンは、ダリューンらわずかな味方とともに故国の奪還をめざす。だが…。妖艶な美女、奇怪な魔道師、そして謎の銀仮面…。多彩な人物が織りなす一大物語絵巻。書下しヒロイック・スペクタクル・ロマン、堂々の開幕。
感想・レビュー・書評
-
1986(昭和61)年発行、角川書店の角川文庫。架空歴史小説でペルシャ風。この地域のモチーフとした舞台というのは珍しいと思う。「オリエンタル」ってこんな感じなのかな。しかし、少し超自然的な存在を仄めかされていてちょっとな。実際には中世代は神の奇蹟を含む魔法的な力というのは信じられたし実在したといってもいいのだろうだが、小説の中に実在する力として入れられるとな、という思いが。以前は、このせいで途中でやめてしまった記憶が。とりあえず、今回は読み通そうと思う。
他:「あとがき、みたいなもの」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アルトパテネの会戦で敵の術に落ちたパルスの騎兵は、深い霧の中に進撃して、断崖から落ち、油で焼かれ、矢で射られた。一瞬で多くの兵士が亡くなり、国王と王妃が囚われ、パルスの国が滅亡した。王太子のアルスラーンは、大将軍ヴァフリーズの甥の万騎長ダリューンに助けられ、辛くも戦いの地から脱出した。若いアルスラーンの成長を見守ろう。
-
[自宅]
なんと懐かしい!
図書館で銀英伝の特集コーナーを見つけ、久しぶりに懐かしいと思い読もうと思ったが、、、、"黎明伝"などよくわからない副題?副シリーズ?にどの順に読めばいいのかがよく分からず調べてから読み直そうと断念。
でもそのきっかけで、昔懐かし小中時代に読み漁った田中芳樹シリーズのうち、まずはアルスラーン戦記から読み直そうと読み始めてみた。
このシリーズは昔読んだ「角川文庫」シリーズ。この天野喜孝さんの絵にもハマったんだよな。菊池秀幸さんの「吸血鬼ハンターD」の挿絵もそうで、どちらが先だったかわからないけど、きっと天野さん繋がりでどちらかも読み始めたはず。
こうして本来のシリーズに加えて、"出版社名"などのシリーズを意識しなくてはならないのは、30年という時の流れのせい。どうやら自分の知るこのシリーズから、途中紆余曲折を経て、光文社にて完結していたらしい。しかもその移籍先の光文社でも、「カッパ・ノベルス」シリーズと「光文社文庫」シリーズがあり、前者は角川からの乗換時にあたって再版となる従来の10巻を2巻づつまとめ、新刊となる11巻からは単刊とした丹野忍さんによる挿絵のシリーズで、後者は恐らくは完結が見えて来た?2012年から、山田章博さんの挿絵によって全て単刊発行されたもの。
実際今回読んでいるのは10巻までは「カッパ・ノベルス」で、11巻からは期せずして「光文社文庫」シリーズ。とりあえずストーリーを読みたいから挿絵は我慢するけれど、やはり本当なら天野さんか、まだ世界観の近い丹野さんのイラストで全巻読み通したかったな。 -
高校生の頃に読んだアルスラーン戦記を、たまたま古本屋で見つけたことから読み始めた。歴史小説を読んでいるような感じ、たしかに筆者もペルシアをイメージしたと書いている。やや薄っぺらいような印象がないではないが、それでも読みやすいし面白い。
-
アルスラーンはグインと並んで青春の一ページです。
-
シリーズが完結するって事で。
-
荒川弘が漫画化というので、久しぶりに角川文庫を引っ張り出してぺらぺら。
奥付が平成2年21版…へいせいにねん!!
そうでした。中三の秋に買った覚えがあります。
『銀英伝』『創竜伝』『アルスラーン』、中高時代は田中芳樹に夢中でした。
影響されて当時の政治をdisってみたりしたけど、自分の中身がないのにわかった風を気取っていたなと今なら思います。
でも当時は本当に好きでした。登場人物が皆若く美しく聡明で、やや屈折しつつも忠誠心にあふれ、その縦横無尽の活躍に心躍らせたのでした。
続き、出版されなくていいと思っています。出版されれば買うのでしょうが。
第一部の『王都奪還』までで充分大団円です。
第一部で伝説が終わり、第二部では歴史が始まってしまったので…とかなんとか。 -
次々イベントが起こるので読んでて飽きない
-
20190416 読了
覚書
第一章 アトロパテネの会議
第二章 パシュル山
第三章 王都炎上
第四章 美女たちと野獣たち
第五章 王座をつく者
2017年12月に全16巻で完結したシリーズ。
完結まで…31年もの年月が。。
と、言う事で、最初から再々読。
この作家さん、主要キャラでもバッサバサと
斬っていく御方なので特に最終巻…読むのが怖い。
ラッキーな事に今でも結末は知らないので、
ダリューン&ナルサスに心躍らせていた時代を
思い出しながら、読み急がずに楽しみます。
ダリュは井上さんでナルは故 塩沢さんだったなぁ…