アルスラーン戦記〈2〉王子二人 (角川文庫)

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感想 : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041665022

作品紹介・あらすじ

パルスの王都エクバターナは今、侵略者たるルシタニア国の大軍に支配され、血と死体と汚物におおわれ、昼夜をとわず、百鬼の横行する魔境と化しつつある。アルスラーン王子一行、六騎の旅人は三方に分かれ、パルスで最大の兵力がある、東方国境ペシャワール城塞に向かった。敵の執拗な追跡をかわし、山中の逃避行の末、目的の地にたどり着いた一行を待っていたものは…?権力と栄華のかげでうごめく意外な敵対者たち。怒り、憎悪、欲望、復讐が渦まく、書下し、スペクタル・ロマン、快調第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • アルスラーン王子が何者なのか?ヒルメスの真実とは一体何か?…すごく気になる。他方、ルシタニアは王権と教会で互いに争いそうな関係で、いつ空中分解しても不思議じゃない印象。ボダンといい聖堂騎士団は、『神』の名を盾にしてやりたい放題過ぎて気持ち悪い。大司教ボダンには是非とも悲惨で悽惨な最期を遂げて頂きたい。

  • 彼らが何に対して忠誠を誓っているのかということが問われる。
    アルスラーンに付き従う5人は…エラムはまだわかんないけど…彼らはアルスラーンの人柄に忠誠を誓っている。
    もちろんそこに、彼が王子であるという前提があってのことだというのは間違いないのだろうけど、今の時点ではそれより人としてのアルスラーンが上回っている。
    だけど、みんながそうではない。
    国に忠誠を誓っているものは、その国を代表する人を探している。
    そしてその代表というものに、血筋を求めるものもいる。
    それが彼らを迷わせる。
    そして彼らは、彼ら自身が王になろうとは思わない。
    彼らの従うべき代表はすでにいないかもしれないのに。
    その辺りは、解放されているのに、自らそれを拒む奴隷に似た面があるのかもしれない。
    何かに従っている方が生きやすいのだ。

  • ファンの方には申し訳ないけど、実は天野喜孝のイラストがあまり好きではない。
    誰もかれもが病的な、不健康そうな表情なのが趣味ではない。
    なので、ギーヴは絶対彼のイラストのイメージではない。荒川弘バージョンで。

    ただし、タハミーネは天野さんの方が断然イメージ。
    荒川弘の描くタハミーネは、顔の輪郭が健康的で、傾城の美女…ではないな。
    それこそ病的に儚い雰囲気を漂わせていてもいい。

    テンポよく話が進んでいくので、実は数ヶ月が経っているのに、全然間延び感がない。
    ナルサスの知略を以てしても読み切れないバフマンの苦悩。
    誠実であるからこそのその苦悩が、アルスラーンにとって吉と出るのか凶と出るのか。

    自分の正義が唯一絶対の正義ではない。
    これをわきまえない権力者は、結局、世の中を不幸にするだけだ。
    と言う著者の主張は今のところまだおとなしいもので、ストーリーの勢いの方が勝っている。
    アルスラーンが本当にいい子でけなげ。
    なんでこんないい子に、次々試練が襲いかかるんだよぉ!

  • 王都炎上を読んでる時から気なってたが、
    ござるござるが引っ掛かるでござる。

    別に日本語特有の言い回しでは無いだろうが、
    時代劇でしか耳にしないからなぁ。。。


    汝、拙者を斬れるかな?

  • [自宅]

    なんと懐かしい!
    図書館で銀英伝の特集コーナーを見つけ、久しぶりに懐かしいと思い読もうと思ったが、、、、"黎明伝"などよくわからない副題?副シリーズ?にどの順に読めばいいのかがよく分からず調べてから読み直そうと断念。

    でもそのきっかけで、昔懐かし小中時代に読み漁った田中芳樹シリーズのうち、まずはアルスラーン戦記から読み直そうと読み始めてみた。

    このシリーズは昔読んだ「角川文庫」シリーズ。この天野喜孝さんの絵にもハマったんだよな。菊池秀幸さんの「吸血鬼ハンターD」の挿絵もそうで、どちらが先だったかわからないけど、きっと天野さん繋がりでどちらかも読み始めたはず。

    こうして本来のシリーズに加えて、"出版社名"などのシリーズを意識しなくてはならないのは、30年という時の流れのせい。どうやら自分の知るこのシリーズから、途中紆余曲折を経て、光文社にて完結していたらしい。しかもその移籍先の光文社でも、「カッパ・ノベルス」シリーズと「光文社文庫」シリーズがあり、前者は角川からの乗換時にあたって再版となる従来の10巻を2巻づつまとめ、新刊となる11巻からは単刊とした丹野忍さんによる挿絵のシリーズで、後者は恐らくは完結が見えて来た?2012年から、山田章博さんの挿絵によって全て単刊発行されたもの。

    実際今回読んでいるのは10巻までは「カッパ・ノベルス」で、11巻からは期せずして「光文社文庫」シリーズ。とりあえずストーリーを読みたいから挿絵は我慢するけれど、やはり本当なら天野さんか、まだ世界観の近い丹野さんのイラストで全巻読み通したかったな。

  • この巻ではこれ以後アルスラーンのかけがえのない仲間となる、ゾット族の娘、アルフリードが参戦することになります。
    老将軍バフマン、双刀将軍キシュワードが守るペシャワール城にアルスラーン一行はたどり着きますが、ヒルメスがたった一人で城に乗り込んできて、バフマンがつい言ってはならぬことを口にしてしまったりして……なんだか落ち着く間もありません。
    それにしても、この物語のスケールがなんだかちっちゃく見えるのは、移動が簡単過ぎる感じがするのですよね。
    この巻でもヒルメスはいとも簡単に王都と東方国境を往復しているし、ザンデも神出鬼没にどこにでも登場するし……下町で鬼ごっこやってるんじゃないんだからさ。

  • この表紙はファランギースですかね。懐かしい。

  • 20190417 再々読?読了

    覚書
    第一章 カシャーンの城塞
    第二章 魔都の群像
    第三章 ペシャワールへの道
    第四章 分裂と再会
    第五章 王子二人

  • 全軍突撃ヤシャスィーン! というわけで、再読だが前回読んだのは20年以上前なので初読に近い。遂に完結するそうで、家にある分だけでも読み直そうと思い立ったはいいが、何故か角川文庫版の2、4、5、8しか本棚になかった。『旌旗流転』までは確実に買ったのになあ……というわけでいきなり2巻から。主要キャラはほぼ出揃っていて、逃避行~合流からシンドゥラを目指す辺りまで。昔読んだときは全然気にならなかったけど、なんかルビがものすごく多い。

  • 面白い。続きが凄く気になる。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。
’77年『緑の草原に……』で第3回幻影城新人賞、’88年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞、2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞。
壮大なスケールと緻密な構成で、SFロマンから中国歴史小説まで幅広く執筆を行う。
著書に『創竜伝』『銀河英雄伝説』『タイタニア』『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『岳飛伝』『アルスラーン戦記』の各シリーズなど多数。

「2021年 『海から何かがやってくる 薬師寺涼子の怪奇事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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