アルスラーン戦記〈5〉征馬孤影 (角川文庫)

著者 :
制作 : 天野 喜孝 
  • 角川書店
3.68
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本棚登録 : 534
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041665053

作品紹介・あらすじ

漸く王都奪回の大軍をおこしたアルスラーンに、横あいから強大な妨害者が現われた。歴史的な敵国トゥラーンがパルス領内に侵攻してきたのだ。アルスラーン軍は反転急行してペシャワール城に再入城した。智将ナルサスの奇抜な戦略が大勝利をもたらした時、アンドラゴラス国王夫妻は自力で虜囚の身から解放され、遠い脱出路を経てペシャワールまでやってきてしまったのだ。父王の命で、アルスラーンは、一人ペシャワール城を立去った、ただ一羽の鷹と一頭の馬だけを伴って。パルス歴321年6月、炎熱の季節のことであった。

感想・レビュー・書評

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  • 前作よりも読む間隔を早くしてみた。笑
    次作もすぐに図書館でリクエストしとこう。

    だって、著者の本って「無駄がない」ですやん。意味のない文章、意味のない展開はないですやん。
    せやからめっちゃ集中して読んでおかないと、ふとしたときに物語についていけなくなる。笑

    (読解力の問題?)

    今回も、日常で肉体的にくたびれ果ててるときに読んでんけど(なんかこのシリーズを読むタイミングっていつもそれやな。インフルとか)、それでもページをどんどんめくったよ。
    残念ながらアルスラーン陣営があんまり出てこなかったし(笑)、正直アンドラゴラスパパはもうエエわって思うけど(笑)、嫌味なおっさんを書かせたら著者の右に出る人はいてはらへんもんな。
    せいぜい、アンドラゴラスパパが黒々としてもらおうか。この人ばっかりは
    「実はアルスラーンのことを云々・・・」
    ちゅうようなお花畑系の裏面はないやろう。

    それにしてもアンドラゴラスパパの強さは悪役クラスやんね。

    パルス周辺の年代記として読んでるのに、チョイチョイ「人ならざる者」的な影がちらつくよねー・・・。
    魔物とかそっち系がメインになってくるシリーズやったっけ、これって・・・?
    理屈が通用しない相手との闘いになるのかな・・・。

    私は銀英伝から著者にハマッたので、魔物系の話よりも人間だけが登場する歴史書みたいな話(意味合いがびみょう)のほうが好きなんやけど、でもまあどっちも面白いから、いいか・・・。

    次作は海賊と戦う? 秘宝??
    なんだかすごい展開になりそうやけど、久しぶりに初期のアルスラーン陣営での行動が見られそうなので、楽しみ。
    こういう構成も憎いよなあ。笑

    (2017.05.21)

  • アンドラゴラス国王、人間ですか?
    半年間鎖につながれて、一日2度の食事と厳しい拷問を与えられたにしては、考えられないほどの行動力なんですけど。
    ターミネーターなんじゃないの?

    水滸伝や三国志と比べてこのアルスラーン戦記の弱いところは、敵ながらあっぱれといえる敵役がいないこと。
    有能な人はみんなアルスラーン側にいる。
    その中で唯一アルスラーンサイドが総力をあげても勝てそうにない強大な敵が(今のところ父親だけど)、アンドラゴラス王だ。
    ただし「あっぱれ」と言ってあげる気にはならんが。

    アルスラーンが少しずつ味方を増やしながら王都奪還と両親の解放を目指している間に、両親の方が自由の身になってアルスラーンの方にやってくる。
    そして、友達味方が5万人出来るまで帰ってくるな、と。
    三国志のようだったアルスラーン戦記が、突然ヤマトタケルの話に転換。
    洋の東西を問わず、強すぎる息子を父親は嫌うものなのね。

    ヒルメスは優しい一面を見せ始めたし、ギスカールもアンドラゴラスの前では小物に過ぎないことがわかったので、この先の活躍はあまり望めない。
    アルスラーンがメイン舞台から退場したというのに、第一部の完了まであと2冊。
    あれ?
    蛇神の話はどこ行った?

  • 再読。連勝を重ねているにも拘らず、苦難続きの王太子殿下。お国のために頑張ってきたのに、体のいい追放を父王に言い渡され単騎(&鷹一羽)で陣営を後にするその寂しさよ。2巻にも一行が離れ離れになるシーンがあったけど、あれは計画的な一時離散だったわけで、今回のは数段辛いですなあ……結局いつもの面々が合流してくれるのだけど。あとギーヴの冒険譚が面白かった。

  • 対トゥーラン国のためペシャワール城に取って返すアルスラーン一派。そして、エクバターナ宮では剛毅の士が豪気に自らを解放する。◇アンドラゴラス三世の、全てをひっくり返せるほどの強烈な存在感が圧倒的。そのためか、アルスラーン一派に与する豪傑異才、あるいはルシタニアの支配層が完全に小物化してしまった感はある。一方で、賢臣ナルサスに忠臣ダリューンの存在感は顕在だが、その中で、善なる自由人ギーヴも良い味を醸し出している。キャラクターの魅力全開の五巻。◇PS.タハミーネの想うところと謎めいた言動がとても気にかかる。

  • 2015.12

  • 孤影・・・でも、ここから、また物語が始まる。

  • 【42】

  • アルスラーン読書マラソンに長男も参加。家族の5分の3が黙々と読む事態に。まさに三国志以来。

  • 表紙がギーヴ。
    なんであんなに強いのか不明だが、明かされる日は来るんだろうか。

  • ほら吹き合流。王子追放。

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著者プロフィール

田中 芳樹(たなか よしき)
1952年、熊本県本渡市(現・天草市)生まれ。学習院大学文学部・国文学科卒業、同大学大学院博士課程(国文学)修了。1978年に李家豊(りのいえ ゆたか)名義で雑誌『幻影城』に応募し、『緑の草原に…』で第三回幻影城新人賞(小説部門)を受賞、作家デビュー。
1982年、田中芳樹名義で、『銀河英雄伝説』シリーズを発表。アニメ化、コミック化、ゲーム化された大人気作品となる。ほか、2017年に完結した『アルスラーン戦記』もアニメ・ゲーム・コミックなど様々なジャンルミックスがなされており、非常に人気が高い。ほか、『創竜伝』などの人気シリーズがある。

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