- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041665152
感想・レビュー・書評
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人を試してばかりいた王は、『最後の手段』を
使ったおかげで密やかに息子に殺された。
それが、混乱の始まり。
人を試しているのか、周囲を試しているのか。
非常に迷惑極まりない人物です。
怒りにまかせて行動してしまっても
特に糾弾する事でもないです。
権力ありあまる人達は、するでしょうけど。
しかし、権力は恐ろしい。
そこまで…という人物が、思いっきり肥太ってます。
同じ『罪』を犯した片方は
痩せんばかりだというのに。
こうも違うと、もしあの時…という、IF人生が
分かりやすいです。
そして一応恋愛?
姫さん、理想高すぎですから! と思ったら
優良物件がひょっこり。
分かりにくい人物ではありますが
読んでいる方としては面白いです。
ところでこの国、どう建て直すのでしょう?
公がきれいさっぱりいなくなってる状態ですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
政争を中心に置いた物語。英雄譚的ではない。爽快感が少ない。まあ、アルスラーン戦記と比べてしまうのは仕方がないとして、どうもドロドロしすぎなところが難点。アルスラーンが、没落→再生を辿る作品として、伝統的な王道物語の形式の要素を持っているのに対し、こちらは政争→?。どうなるのでしょうか。
また、群像劇的。感情移入できる人物はあんまりいない。誰を中心にして読むべきか?ミスリードを誘っている可能性が高いけれど、気になる所。 -
銀英伝を読み終わり、ちょっと田中芳樹がほしくなった時に古本屋で見つけたシリーズ。
アルスラーンはちょっと長いなと思って、3巻完結のこれをチョイス。 -
中世を舞台にした田中芳樹版三国志といった感じ。
アルスラーンと似ている感じがするのは否めないなぁ。