- Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041671078
作品紹介・あらすじ
早川法律事務所に所属する失踪人調査のプロ佐久間公がボトル一本の報酬で引き受けた仕事は、かつて横浜で遊んでいた”元少女”を捜すことだった。著者23歳のデビューを飾った、青春ハードボイルド。
感想・レビュー・書評
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新宿鮫シリーズが好きなので大沢在昌のデビュー作を読んでみた 昔の洋画の日本語訳のようなセリフがキザすぎてあまり入り込めず時間がかかった
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大好きな大沢在昌さんの小説推理新人賞を受賞したという「感傷の街角」を含めた短編集。
はじめは、僕の言い回しがなんとなくシックリこなくて、なんだかなぁ?と思いながら読んでいたが、後半の短編は面白く読めた。
単に私が僕に慣れただけなのか?
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ハードボイルドだと渋いイメージがあるけどこれには渋さを感じなかった。
初期の作品のせいなのか若さを感じます。
セリフも少し無理があるのかなと思いました。 -
ハードボイルド!?(とまではいっていない?)&スマート(あっという間に解決する)なんか今までにないスマートさ(迫力がない?緊張がない?謎が謎でない?)すぅ~と流れる(終わる)それが、ハードボイルドなのか
感傷の街角・・・依頼者からある女を捜して欲しいと依頼
ヤクザがやくざらしくない?(幹部だから)暴走族が暴走族らしくない?(頭だから)スマートだ
おいおい、殺人を見逃していいのか?
斉藤・・・依頼者
フィナーレの破片・・・依頼者からある女を連れ戻してほしいと依頼
おいおい、そこ泥沼化でしょう?
須藤達郎・・・依頼者
晒された夜・・・仕事帰りに寄った喫茶店で気になる男を発見
偶然!?事件に巻き込まれ、自分の興味から調査
サンタクロースが見えない・・・家出の娘を探して調査に出向いた劇団で事件があっさり謎を解く。
灰色の街・・・コヨーテと家出人の捜索の競争
コヨーテには別の目的があった。
風が醒めている・・・行方不明の妹探しの依頼
ボス、そこまで面倒見ているのなら兄貴に連絡しろよ
師走、探偵も走る・・・沢辺の家庭が少しわかる。とサブ事件!?(いたずら電話)最後はずっこけをいれたのかな
自分メモ
佐久間公・・・法律事務所の失踪人調査を専門 -
3.2
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ハードボイルド。
男なら憧れるよね。
背中で語れる大人になりたいものです。
もう無理か。。 -
物語を通して人間を、街を描く佐久間公シリーズ、著者の原点となる一冊。登場人物はほとんど若者だが、しっかりとハードボイルドとして読めます。
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これが 大沢在昌が 小説家として
自信を持った 作品となった。
佐久間公という人物を 物語化した。
調査のプロ。
そして、経験を積むことで より人脈ができて行く。
人を探すとは、まさに人脈の活用。
沢辺と言う友人が まさに キーマン。
その世界に通じている。
人はかならず つながりの中で生きている。
そのことを熟知した 編集力。
それが、おもしろい作品となっている。