B・D・T 掟の街 (角川文庫)

著者 : 大沢在昌
  • 角川書店 (2001年9月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041671191

B・D・T 掟の街 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 東京は日本の縮図だ。
    新宿を中心にして、近未来的にどう変化するのか?
    外国人が押し寄せ、その間に子供たちが生まれるが、
    それは、日本人でもなく、『混血児』となる。
    その混血児が ホープレスと呼ばれる 世代を作る。
    団塊の世代とは違った、デラシネ的な世代が、
    何を基準にするのか。

    代々木で すてられていた ケン・ヨヨギは 私立探偵として
    誘拐犯にお金を届けるという仕事をしていた。
    ホープレスの成り上がりの息子 ヨシオは、小説家として成功していた。
    そのヨシオが ホープレスシンガー ガーナに恋をしたが
    ガーナは 失踪した。その捜索を ケン・ヨヨギに依頼することで、
    近未来の東京は、複雑な展開を見せる。
    ホープレス嫌いな日本人。
    ホープレスが犯罪の原因として ホープレスを排除しようとする
    動きの中で、ケン・ヨヨギは、さまざまな流れの中に巻き込まれていく。
    そして、ガーナの失踪の原因は 意外なところにあった。
    ガーナの姉 ロニーは、
    あらゆるものをとっていってしまう妹が嫌いだった。

    近未来といいながら、あまり発達した感じはしない。
    人だけが 変化して、銃器だけが発達する。
    ヤクザが 分裂して いなくなってしまい、
    マフィアみたいな 荒っぽい暴力集団がはびこる。

    『日本人は、こと食い物に関しては、外国人の扱いの下手さからは想像もつかないくらい革新的だ。人種に対する保守性はどこかに行っちまって、うまいものなら何でも食う意地汚さがある。』

  • ケンヨヨギ ホープレス

  • 近未来のスラムと化した東京では,ホープレスと呼ばれる混血人種の犯罪者の巣窟ととなっている。
    行方不明のホープレスの歌手を探す,ホープレスの探偵の話。
    レトロフィーチャというかダサかっこいい世界観がよい。
    きっと本当の未来では仮想現実技術が発展して,麻薬とかやる奴は誰も居ないだろうと個人的に思う。

  • 読みやすく、テンポよく進む。
    話自体も銃撃戦あり、謎ありでとてもエンターテインメントしてはいるのだけれども。

    いかんせん普通だな。

  • 近未来東京を舞台にしたハードボイルド。

  • 最高

  • 舞台は2050年位の東京、ホープレスといわれる外国人の混血人と、彼らを差別する純日本人が対立する町で、女性歌手が失踪し、ホープレスの探偵が捜索を依頼される。

    このホープレスという言葉が、文字通りシャレてると思う。

    「B・D・T」はBoil(煮詰める) Down Townの略。

    探しているうちにさまざまなトラブルに巻き込まれるが、そこに彼女を探す手がかりはまったく見付からない。

    結局、思わぬ人間が、人を使い誘拐していた。

    捜索そのものより、組織対組織の戦いが裏にあり、それがさあこれから本格化するぞ、というころで物語りは終わり、その後どうなるのよ、という感じ。

    調べてみると、現在続編はなさそうで、今のところ尻切れトンボ。

    今日、ブックオフの105円コーナーを覗いたら、読みたかった本が珍しくたくさん見つかり、630円分も買えた。

  • 2050年の東京を舞台にした、近未来SFハードボイルド。ホープレスチャイルドの私立探偵ケン・ヨヨギに依頼された仕事は、ガーナというホープレスのシンガーの捜索だった。
    足跡を辿るケンを襲うトラブル、そしていつしか巨大な組織と戦うことになっていく。
    近未来の東京の姿は2050年ぐらいには本当にこんなふうになってるかもと思わせるリアリティがあり、そういった意味でも興味深かった。

  • スケールの大きさと現実離れした現実。実に爽快で、脳のストレッチには持って来いです。銃撃戦のシーンでは、降りる駅を通り過ぎてしまったくらい。

  • ハードボイルドなエンタメ。どこに辿り着くのか最後まで楽しく読めた。

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