かくカク遊ブ、書く遊ぶ (角川文庫 お 13-21)

著者 :
  • KADOKAWA
3.15
  • (1)
  • (1)
  • (10)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041671214

作品紹介・あらすじ

物心ついたときから本が好きで、ハードボイルド作家になろうと志した。しかし、六本木に住み始め、遊びを覚え、大学を除籍になってしまった。そんな時に大沢在昌に残っていたものは、小説家になる夢だけだった。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 37848

  • 大沢在昌氏が大人気作家になるまでの数々の困難……
    売れっ子作家にもいろいろあるんだな、と思った。
    幼少期の読書遍歴などもおもしろく、大沢在昌という人間自体ももっと好きになる。そこがエッセイのいいところだと思う。
    ただ、ひとつ思ったのは、「永久初版作家」と呼ばれていた時代があるということだけれど、その時代に書いた小説は全然売れなかった(つまり評価されなかった)ということだから、あんまり読む気は起きないな、と……。

    ゴルフの蘊蓄に終始する最後のほうに掲載されたエッセイ二編は、正直まったく興味がわかなかったので読み飛ばした。

    全体的に見て読んでよかったと思える一冊である。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大沢在昌の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×