天使の爪 下 (角川文庫)

  • 角川書店 (2007年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784041671269

作品紹介・あらすじ

最重要軍事機密である、脳移植の稀有な成功例、アスカ。彼女を狙ってロシア、アメリカ、そして日本の激しい駆け引きが東京を舞台に始まった! そして、脳移植が生んだロシアの怪物との戦いの行方は!?

みんなの感想まとめ

脳移植を受けた元女刑事が、国際的な陰謀に巻き込まれる緊迫した物語が展開されます。ロシアとアメリカの情報機関を相手に、アスカと仁王の二人の刑事が壮絶な戦いを繰り広げ、特にロシアの殺人マシーンとの対決は迫...

感想・レビュー・書評

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  • ついに読み終わりました。

     大沢在昌著「天使の爪(下)」。550ページ。

     読み応え充分でした。

     ロシアとアメリカの情報機関を相手に、仁王とアスカの二人の刑事が壮絶な戦いの果てに迎える結末とは。

     特にロシアの殺人マシーンのような殺し屋との戦いは迫力満点。

     最後まで息つく暇もない展開でした。

     文庫2冊で、かなり楽しむ事ができました。

  • 脳移植を受けた元女刑事が活躍するお話
    大沢先生のこう言う空想化学活劇的な物語好きです

  • 20190814
    同じ脳移植者であるアスカに妹を重ねて執着するヴォールクとそれを利用するロシアのソコロフ、警察とCIAの協力を得ながらそれに対抗するアスカ。それぞれの思惑が交錯するなか、アスカは生き残ることができるのか。
    アスカ、ヴォールクそれぞれの視点から描かれている部分もあり、ヴォールク視点で知っていることをアスカが推理したりしていて、ひっかけか?と思うとそのままだったりするので、なんだか出来レース感を覚えてしまった。あとCIAがちょっと抜作過ぎる。アスカよりも古芳がヒロインかな?と思ったら、最後はちゃんとヒーローであった。しかし、ヴォールク弱体化しすぎでは…。

  • 天使の牙よりは入り込めたかな。仁王と明日香が恋人らしい関係性を前作より感じたのも良かった。上下巻で長かったけどスピード感あって一気に読了。登場人物が多くて、何度も前に戻ったけど(汗)今作は明日香の頭脳戦での闘い。その明日香を守りに守り抜く仁王。大沢さんの作品を読むたびに警察内部に詳しくなる自分が怖い(笑)

  • 女性刑事だった明日香の脳が、脳死のマフィア・神崎はつみに移植され、麻薬取締官の神崎アスカが生まれた。ある日、麻薬取締部が、全裸にロングコートの女性に襲撃され、ストーリーが始まった。アスカは、かつての同僚で恋人の古芳とコンビを組み、捜査を始める。

    東京を舞台にSVR(前KGB)やCIAまで巻き込み、麻薬取締官と警察官、暴力団関係者にも多数の死者が出る大活劇。脳移植自体がSFだが、映画並みに現実離れしてしまった部分に、やや期待を裏切られた。

    複数のストーリーが並行して語られるので、ミステリーの要素は少ない。それでも、主人公の感じる孤独と葛藤は、面白く描かれていた。

    2003年の作品。前作(初作)が「天使の牙」で、今回が「爪」である理由が、読みきれなかった。何か深い意味があるのだろうか。

  • 日本・ロシア・アメリカの情報機関、犯罪組織の思惑が入り乱れるハードボイルド。天使の爪はシリーズ2作目になるが、続編を期待させる終わり方。

  • 前作『天使の牙』が衝撃的な展開だっただけに、どのような結末になるのか最後は手に汗握る感じ。
    ただ、長過ぎて中弛みに襲われた…
    あと、ちょっとどころではなく、人が死にすぎです…

    2017.4.23

  • 息もつかせない展開で一気に最後まで。アスカは幸せになれたのか?

  • 下巻の方が話が最後まで一気に進む感じで、まぁ面白かったかな。でもやっぱり物語だという前提があるとしても、ちょっと現実離れしてるし、最後もなんかあっさり復活してるし…
    著者の作品を試しに読んでみた感想としては、ちょっと今後他の作品を手に取るかは考えるなぁといった感じだった。

  • 「でもね、この世で一番大切な人を傷つけられたら、女は、どんな男よりも危険になるってことを、あいつは知らない。それを思い知らせてやるわ」のアスカは格好良かった。

  • 脳移植で別人に人格移植された麻薬取締官アスカが,相棒の仁王(アダ名,一応人間)とともに悪に挑む話。
    シリーズ2作目のお約束で,同じ境遇の悪キャラが出てきたりと,話は面白いのが,どうにもこうにも上下巻1,000ページは長すぎる。

  • 最高軍事機密ともいえる奇跡の脳移植者の存在を狙い、アスカにロシアとアメリカの魔の手が伸びる。
    アスカ捕獲のためにロシアが送り込んできたのは、もう一人の脳移植者“狼”だった。
    驚異の肉体に凶暴な精神を宿すこの殺人マシーンは、殺戮を繰り返し、異常な執念でアスカに迫る。
    日露米の情報機関、犯罪組織の思惑が入り乱れ、街に銃弾の雨が降り注ぐ…。
    そして、闘いが沸点に達した時、アスカと“狼”はついに対峙する。

  • 続編完結。
    これで終わりかな。
    最後まで、いい感じのこんびです。

  • 古芳みたいな旦那さんほしい

  • 特に評判もわからず、電車内の暇つぶしに購入した「天使の牙」と「天使の爪」
    いやー、当たりでした。何度も電車で降りる駅を確認しては読んでました。

    できれば時間に縛られず、一気読みしたい内容です。

  • 終盤の展開はもう少し別の形もあったかなとは思いましたが、それでも十分面白かった。

  • アスカと仁王の二人の続編
    女性が主人公のハードボイルドですが、二人の思いあう関係にホッとさせられるものがありました。あとはいつものハラハラドキドキで一気に読みました。

  • 『俺はずっといる。お前が、元のお前に戻るまで、ずっとお前のそばを離れない』

    いや、もう本気で仁王がかっこいい。
    『天使の爪』はこの一言に尽きると思う。
    他のなんだかいろんな国を巻き込んだ戦いとかどうだっていいよ。
    この男前の仁王に比べ、アスカって・・・。

    あんだけ自分を飾る女を軽蔑してたり、見下したりしてたくせに、結局は自分が奇麗になったらそれを武器にするんじゃん。
    それなら『河野明日香』時代のあれってただの負け惜しみ。
    仁王ほどの男がここまで惚れた理由が分からない。


    『牙』でヘタレてたのが嘘なくらい、仁王がかっこいい。
    この仁王に出会うために読んでたと云っても過言ではない(それは云い過ぎ)


    一気に最後まで読めるけれども、やっぱりどうしても飽きは来ちゃいます。
    が、それはまあ致し方ないってことで。
    『牙』から『爪』まで一気読みしちゃって秋の夜長にどっぷり大沢ワールドにはまってみるのも一興かも知れません。

  • 『天使の牙』の続編

     ハードボイルドは女性がお定まりの“港で待ってるちょっと年増系”か“若いアホ娘”というパターンしかないイメージがあり、本来余り好まなかったんですが、コレは主に女性が主人公で、その活躍がなかなか清々しかったです。
     でも女性が主人公って時点でハードボイルドからは外れるのかな?
     そもそも大沢在昌がハードボイルド作家だと勝手に思ってるだけなんですが……。

     私の前に読んだ知人は、設定的には有り得ないし、現代の東京を舞台にした話で死者の数が多すぎてイマイチのめり込めなかったと言っていましたが、私は其処はフィクションだし、特に気にならず。

     主人公のアスカが特別扱いされ過ぎて、一介の麻薬捜査官にしては彼女の思い通りに事が進みすぎるなぁというのと、これだけ警察官・麻薬捜査官含む人間が30人以上も殺されているのに、マスコミが大人しいなぁという印象はありましたが、その辺も其処に固執してたら話が進まないんだろうと思うからヨシ。ストーリーにスピード感があって、スリルもあって充分楽しめたので相殺です。

     ただ気になったのはラスト。
     アレだけ冷静に事の先の先の先まで読んでいた大佐が、何故最後の最後になって自ら出向いてアスカを亡き者にしようなんて愚挙に出たのか。どーも納得出来ない……。利き腕吹っ飛ばされて人格変わっちゃったんだろうか。

     それから……もはや主人公がアスカでも仁王でもなくなっちゃうし、大体がそんな小説書いたところで全然売れやしないと思うから無理なんでしょうが、どうしても大佐がその後どうなったかが知りたいです。

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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