ウォームハート コールドボディ (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 234
感想 : 14
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041671276

作品紹介・あらすじ

ひき逃げに遭った長生太郎は死の淵から帰還した。実験台として全身の血液を新薬に置き換えられ「生きている死体」として蘇ったのだ。それでもなお、愛する女性を思う気持ちが太郎をさらなる危険に向かわせる。

感想・レビュー・書評

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ひき逃げに遭って病院に運ばれたオークラ製薬の青年営業マン長生太郎は、強烈な違和感に目を覚ます。自社の研究室で全身の血液を新開発の薬品に置き換えられ、痛みを感じない「生きている死体」として蘇ったのだった。新薬を開発した大学教授の失踪に危険を察したオークラ製薬は、太郎を東京に逃がす。平凡な毎日から一転、危険のただ中に放り出された太郎だったが、恋人の麻美を思う気持ちがさらなる危険に向かわせる…。

  • 長生太郎

  •  この作者さんの作品を初めて読みました。
     あらすじと、始まり数ページを読んで勝手に恋愛小説だと思い、読み進めました。
     そうしたら恋愛相手はろくに出て来ないし、主人公は灰色の体液流しまくりながらの肉弾戦だし、ドン引きでした(笑)
     でも意外に読後感は明るく、たろうの生きていく先を見たいような、春が待ち遠しいような、そんな気分にさせられました。
     恋愛小説だと思って読まなければ、もっと高評価を付けれたかもしれません。私としては、彼女と生きていけなくても、せめてもう少し会ってやって欲しかったです!!

  • ベンツにはねられて 死んだオトコは、
    血液を入れ替えた 液体によって
    死んだまま 生き返った。

    なぜそうなのか?
    刺されても 撃たれても 体液がでないのは
    どうしてと言うことは 問う必要がない。
    物語の 設定だから。

    そして、その『死』を見つめながら
    どう、生き残った人生を つかうのかを考える。
    そして、恋人に どう向き合うのか?
    愛することの責任と守り抜く。
    長生太郎 というネーミングが いいね。
    体力的に 強くならないのが、大沢作品としては珍しい。
    本来ならば ハードに戦うことで、物語を盛り上げるのだが。

    ストーリー的には こんな風なんですね。
    その新薬をめぐって 日本からの流出を防ごうとするオトコ。
    新薬を手に入れようとする 企業。
    背景には 死なない人間を戦争に従事させようとする。

    経営的に成り立たない お寺の坊主。
    人の心を読むことができる 看護婦。
    女でありたい オトコと オトコでありたい女のカップル。
    異種であるが故に 理解しあう。

  • どこぞの感想にもあったが、確かに「B級映画」っぽい展開。
    SFミステリ、だろうかジャンルで言えば。
    肩の凝らない一冊。

  • 大沢作品にしてはだらだらしている
    ・大沢さんの本にはいろいろなバリーションがあり
     ハードボイルドだけではない作品の広がりを持っている。
     (悪夢狩りのような設定を思い出させる作品でした)

    ・それを認めたうえで、楽な気持ちで読める作品ではあります。
    ・少し残念はのは、他の作品のように、緊迫感をもって、かつ
     引き込まれるように読めるというよりは、少し無用な描写の部分もあり
     大沢作品にしては、だらだらと長びかせている感がある点です。
     (だらだら感は未来少年Jに似た感覚)

    ・長いわりに、後半の詰めの描き方があっけない気がするのも
     読後感が若干、薄くなる原因だと思われます。

  • -

  • 大沢作品には珍しくSFタッチな異色のハードボイルド。最初は違和感があったが、読後はかなりな爽快感。まさかのハードボイルドで感動するとは思いませんでした。

  • 東野圭吾みたい

  • 死んだ体に生きた心。

    一度死んだ人間が心だけ残して蘇る。
    不死身の体の主人公、彼の”生きる”意味とは?

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著者プロフィール

1956年愛知県生まれ。慶應義塾大学中退。79年『感傷の街角』で第1回小説推理新人賞を受賞しデビュー。91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞および第44回日本推理作家協会賞、94年『無間人形』で第110回直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞、10年第14回日本ミステリー文学大賞、14年『海と月の迷路』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

「2021年 『爆身』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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