このワガママな僕たちを (角川文庫 き 9-8)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 371
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (125ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041673089

作品紹介・あらすじ

かわいらしいウソつき、かわいらしい潔癖さ、ああ、ワガママは僕達。

感想・レビュー・書評

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  • 銀色さんの詩はその時々の恋の状態でココロにひっかかる部分が
    違ってきて、同じ本でも読む時が違えば違った印象にすら
    見えてくるのもおもしろくて大好き。

    ツライ恋をしていた時、辛さが小さな棘になったような
    そんなキモチで読んだこともあったけど、
    見えない思いを信じられる今は、銀色さんの
    青が優しく仄かなあたたかい空気に感じられたり。

    この本の中にある、黒の中に染み出すような青も
    霧の中でグリーンと溶け込むような青も
    薄氷のようなシャラシャラと音をたてそうな青も
    すべての青の景色がすごくすごく大好きな本。

  • 高校生の頃、この本が大好きで毎日かばんの中に彼氏との写真をはさんで持ち歩いてました。ぼろぼろになって2冊目です。

  • やさしかった思い出もなくて
    楽しかった思い出もなくて
    あの人が私を思い出してくれるという
    確信もないけれど
    あの時が確かにあったという
    記憶だけで生きていける
    私となろう

    辛かった時のこと、銀色夏生さんの言葉に頼って美化して生かしてもらってる。

    色んな痛みと色んな幸せを知ってる言葉なんだなって思う、好きです。

  • 傷つけたり優しくしたり憧れたり憎んだり
    みずみずしい感覚がなつかしい。

  • 「あなたという人」
    「ホームの上で考えたよ」
    「単純な恋」
    「夢見がちなボクラ」
    が特にお気に入り。
    水彩画の色使いがとても綺麗で心和みます。

  • イラストと詩。詩も手書きのものが多いが、残念ながら銀色さんの字はあまり好きではない。活字のほうが文字の先入観なく読めるからいいのだけれど。P89「胸にずっと思いを秘めて」がイラストも詩もかわいらしい。P49「イガイガ」も好き。

  • 銀色夏生の文章を読むと、ミントの葉をかんだような気持ちになる。軽いノリだけど、真実のささやきがあるという感じ。

    この本の私の一番のお気に入りは、「本の扉」の文章。銀色さんはここに素敵な言葉が綴られていることが多いんですよね。今回は信じられるものを持つ人は強い。それが「かわいらしいものをちらっと見てしまったときの喜び」などいつでもどこでも存在するものなら大丈夫というものでした。

    他には、
    ・「このワガママな僕たちを」
    ・あなたが思っているような私では本当はないのです
    ・「涙のメンバーチェンジ」
    ・「特別なところへ」
    ・かなしいことを知らないはずはないのに
    ・僕はたぶん、みんなが思っているようなものじゃない
    ・素直になれというが
    ・「ロック小僧に恋するな」…これも大好き
    ・好きだから伝えることが生まれるんだ

  • 手書きのページが多く、読みづらい。
    これが残念。

  • 「すみからすみまで」が好きです。


  • プレゼントにもらいました
    なんだか
    不思議な夜をすごせました

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著者プロフィール

詩人・エッセイスト。作詞家としてデビュー。その後、詩人として数々のロングセラー詩集を発表。エッセイ・シリーズ「つれづれノート」が好評を得る。

「2023年 『退屈ピカリ つれづれノート43』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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