宵待歩行 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
3.43
  • (13)
  • (22)
  • (67)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 219
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (145ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041673157

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 遠いところは場所でも物でもなく、貴方なのだと気付いた時、この世の広さを恨みました。大人になり穢れを知る世の中で、貴方の居る場所だけが澄み渡る優しい世界。子供の頃、砂に人差し指で可愛い願い事をした。まだ叶わないけれど。叶ってしまえば泡となり消えてしまうのでしょうか。それでも私は一生に一度の夢を見たい。最も頑丈なダイヤモンドのような強さが欲しい。何にも代えられない安心感を私はずっと求めています。悲しみ苦しみ痛みに支配されてる時、忘れてしまっていた。幸福な瞬間があったことを。どんな一日でも沈みゆく夕日の美しさよ。かわかない涙を拭い、あの日の幸福に微笑みました。

  • 銀色夏生さんはきほんすきですが、これはかなり好みの方です。

  • だいすきな詩集

    ふと迷ったときに手に取ります

    短い文字がつむいでいく
    言葉から生まれる詩

    心地よく
    奥深く
    ココロに染み入ります

  • 1996年10月27日読了。

  • それは人魚の夢だった
    一度だけ 泡になればすむこと
    一度だけ 夢をみた後に



    銀色夏生の最高傑作ともいえるような詩集。
    パステル調の表紙をめくれば、其処にあるのは言葉だけ。
    他の作品みたいにイラストも、写真も、何にもない。

    だけどその言葉一つひとつが繊細で、色を帯びているから世界が広がる。

  • 10年以上前から、繰り返し読んでいる本。
    なので、20代の自分の気持ちとリンクしている。
    必死で、寂しくて、考えの甘さもあって。

  • これが一番好き。

    *********************

    「輝き」

    私はあなたが好きだった
    確かに いつか

    そして今 目の前にいるあなたは
    見たこともないあなただった

    でも
    あなたは輝きをつかんで
    その手で包みこんでしまったので
    あなたはしあわせになったけど
    人からみたら輝きが包みこまれてみえないので
    あなたはもう輝きをなくして見えるだろう

    それもひとつの輝きのかたち

  • 季節の移り変わりにのせた離別・未練がテーマの詩集。
    はぐれてしまったこと、もう2度とより添えないことに気づいたときの
    ぼんやりとした、現実感のない悲しみ。そんなものが押し寄せてくる。
    忘れたくない人がいる人には、共感できる言葉がたくさんあるだろう。
    ただ、内容がはっきりとしておらず個人的な話という印象が強めなので
    「何が言いたいの?」と問いたくなる人も少なくないと思う。

  • たまには軽いのもいいですね。意外にいい詩もあります。
    『君がいるからこの世界もまんざらではないと思う』とか…

  • <font color="blue">それは人魚の夢だった
    一度だけ 泡になればすむこと
    一度だけ 夢をみた後に</font>



    銀色夏生の最高傑作ともいえるような詩集。
    パステル調の表紙をめくれば、其処にあるのは言葉だけ。
    他の作品みたいにイラストも、写真も、何にもない。

    だけどその言葉一つひとつが繊細で、色を帯びているから世界が広がる。

全19件中 1 - 10件を表示

宵待歩行 (角川文庫)のその他の作品

宵待歩行 単行本 宵待歩行 銀色夏生
宵待歩行 (角川文庫) Kindle版 宵待歩行 (角川文庫) 銀色夏生

銀色夏生の作品

ツイートする