かわいいものの本 (角川文庫 き 9-34)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 301
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (126ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041673362

作品紹介・あらすじ

長い間に集めたかわいいと思うものや写真などを一冊にしてみました。そういうものは毎日の中にたくさんあって通りすぎてしまうことが多いのですが、これからも自分なりに気になるいろんなものをみつけていきたいです。

感想・レビュー・書評

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  • 銀色さんの生活のそこここで見つけた「かわいい」。
    自然の中にあるかわいい。
    身近にあるもので作り出すかわいい。

    楽しい空想が広がる 残された海辺の砂遊びの跡。
    切ってもきっても現れるきゅうり小僧。
    パン生地の上のバター。
    黒い犬と牛。
    ビオラのおじさんたち。

    視点や思考を少し柔らげてみるだけで
    世界はかわいいに満ち溢れてくる。
    柔軟な思考の先で見つけるかわいいは楽しい。

    今自分のいる場所から見えるかわいいはいくつあるかな。

  • 意識して見渡せば世界は可愛いに満ち溢れている。苺・刺繍・貝殻・お家...雲がハートに見えた日は何だかハッピー。いつもは綿菓子なんだけど♡砂に描いた落書きと、波が連れ去った言葉たち。一緒に気持ちも洗い流してきたのかもしれません。何故か消しゴムやスタンプばかり集めていた子供の頃。未だに車には顔と性格があると思っている。公園のパンダは大人になって見たらシロクマになってた。バイバイが淋しくて冷凍庫に入れたまま忘れてしまった雪だるま。大人になると共に結晶のような気持ちも溶けて忘れていくのかな。でもやっぱり可愛いは好き。

  • 身の周りで見つけたら、ウフフと笑顔になれそうな、秘密にしておきたい可愛さです。

  • 読むと言うより写真集。消ゴム、集めたくなった。私は、雪だるまがどうやら好きな気がする。かなり、反応してしまった。

  • おじさんみたいな花はおもしろかったな 詩人っていうのは、他の人が見落とす事象のほかの側面を見つけ出せる人なのだろうか。まあもちろん、どうでもいいものもすごく多いんだけど。どうでもいいんだけど、どうでもよくないと思っていたもの。そういや、そんなの子供のときには、いっぱいあったな。

  • かわいい。癒されました。

  • 身近なところにかわいいものはたくさんあります。

  • パンジーの花を好きになったきっかけは、こちらの本。

  • 銀色さんのお気に入りについて書かれた本。写真がいっぱいでとても楽しい。「これが好き!」で終わらせず、その物に対するこだわりやツボポイントについて語っている本が好きです。

  • かわいいものがたくさん。ビオラとパンジーはおかげでおじさんにしか見えない。

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著者プロフィール

詩人・エッセイスト。作詞家としてデビュー。その後、詩人として数々のロングセラー詩集を発表。エッセイ・シリーズ「つれづれノート」が好評を得る。

「2023年 『退屈ピカリ つれづれノート43』 で使われていた紹介文から引用しています。」

銀色夏生の作品

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